2019年(平成31年)からe-Taxの簡便化でより簡単にe-Taxを利用できるようになりました。
その中でも『ID/パスワード方式』はかなり簡単で、実際に2018年分の確定申告をやってみると思っていたよりも楽に終わらせる事ができました。
といっても、利用する前や利用する中で疑問に思う点もいくつかあったのは確か。
ということで「これからe-Taxの『ID/パスワード方式』を利用する方向け(+来年の自分向け)」にメリットや実際の作業、困ったときの対処法など簡単にまとめておきたいと思います。
そもそもe-Taxを利用するメリット(とデメリット)
自分が思うメリット(とデメリット)は以下の3つ
- 税務署に出向かなくて良い(疑問を直接聞けない)
- 手書きする必要がない
- 書類の添付や送付が必要ない
税務署に出向かなくて良い(疑問を直接聞けない)
必ずといっていいほど混む税務署に出向かず、家で全て終わるe-Taxはそれだけで充分すぎるメリットだと思います。
移動分の時間短縮もできるので忙しい人にとっては嬉しいですよね。
ただし、疑問点等をその場で直接聞けないのはデメリット。
手書きする必要がない
PCへのキーボードによる打ち込みだけで全てが終わるので、手書きをする必要がないのもかなり嬉しいメリットです。
手書きの場合はボールペン記入なんで、間違えたら全部やり直しなんてことにもなりかねませんからね・・・。
その点、打ち込みなら修正も簡単です。
キーボードの打ち込みに慣れてない人でも、打ち込む文字量は少ないので負担は少ないと思います。
書類の添付や送付が必要ない
一番驚いたのがこれ!『書類の添付が必要ない』こと。
単に別個で郵送する必要がないだけではなく、電子データ等で送付する必要もないんです。
なので、例えば源泉徴収票なんかも送らずに自宅でしっかり保存しておけばOK。
「それでいいの?」って感じもしますけど、マイナンバー入力してるし本気だせばすぐ紐付けて分かるよってことなんでしょうね・・・。
そのe-Taxの中でも『ID/パスワード方式』は準備が楽
メリットが多いe-Tax。いくつか方法がありますが、その中でも『ID/パスワード方式』はかなり簡単。
他の方法ではマイナンバーカードを取得したりカードリーダーを購入したりと時間や費用がそこそこかかりますが、『ID/パスワード方式』では税務署に出向いて本人確認するだけ。
そもそも、昨年(2018年)に税務署で確定申告をしていればその本人確認すらいりません。
なぜかというと、昨年の時点でこの『ID/パスワード方式』に登録していることになっているから。
確認方法としては、去年の確定申告時にこのような書類をもらっていればOK
書類がないとしてもこのようなハガキがきてIDが書いてあればOK
そこに記載してあるIDとを使ってe-Taxを行えます!(パスワードは覚えておく必要アリ)
もちろんパソコンは必須ですけどね!
※ちなみに『ID=利用者識別番号』『パスワード=暗証番号』です。
オマケ:電子証明書はいる?
e-Taxの事前準備の欄を見ていると『電子証明書の入手が必要』といった事が書いてあり、
「これはID/パスワード方式でもいるのか?」
と思いましたが、調べてみるとID/パスワード方式の場合必要ないようです。
※何かの資料で見たところ、電子証明書は税務署側で後付けするらしい。
決算申告書や確定申告書、源泉徴収票などの内容を転記するだけの簡単作業
実際の作業はこちらの『【確定申告書等作成コーナー】-作成コーナートップ』からできます。
※ページ内の『利用ガイド』は全体の流れやパソコンの推奨環境、利用できない人の条件等が分かるので一応見ておくことを推奨。
基本的には出来上がった決算申告書(白色なら収支内訳書)や確定申告書、源泉徴収票の数値を案内通りに転記していくだけなのでとても簡単。
「どこの数値を記入するといいのか」も直感的に分かるようになっているので、特に迷う事はないと思います。
ノンストップで決算書や申告書の送信まで行えるので、予めきっちり確認した上で一気に送信までやっちゃいましょう。
※自分は色々調べたり↓のようにトラブルおきたりで2時間弱かかりました。
データを上手く読み込まない、通信が途切れる、ページが移動しない場合
利用中、上手くデータを読み込んでいなかったりいつまでたってもページが移動しないという現象が頻発しました。
対策として
- ブラウザの変更(Chromeからfirefoxへ)
- 時間帯の変更(回線が混む20時~23時ではなく深夜へ)
などおこないましたがあまり効果なし。
最終的に
- 『無線接続を有線接続にする』
という対策を行う事でこれらの現象が起こらなくなりました。
ですので、e-Taxは有線接続で行うのがオススメ。
固定資産台帳の記入について
固定資産台帳の部分で、『固定資産台帳を詳しく記入する』欄と『減価償却費だけ記入する』欄どちらかに記入するようにあります。
決算申告書に減価償却費の額は出しているのでつい『減価償却費だけ記入』にしそうになりますが、その場合別個で固定資産台帳を添付する必要がある様子。
なんで、『固定資産台帳を詳しく記入する』にしたほうが書類添付が必要なくなって楽です。
まとめ
- e-Taxは嬉しいメリットたくさん
- 『ID/パスワード』方式は書類やハガキを受け取っていれば利用できる
- 記入自体も直感的にできて楽
もともと今年はe-Taxを利用する予定で「色々準備するの面倒だな~」と思ってたんですけど、予想以上に楽だったんで逆に驚きました。
書類やハガキを受け取っていてすぐに『ID/パスワード』方式でe-Taxできる人は実際やってみてください。楽なんで!w
今回、色々調べていく中で来年以降の確定申告で頭に入れておいたほうが良い事もいくつかあったので、それは
『[2019]今後の確定申告に向けて頭にいれておきたいこと[e-Tax,控除]』
にまとめてます。
コメント