以前この記事を書いた時にETCの割引を色々と眺めていましたが、以前自分の知っていた割引と詳細が大きく変わっていて驚きました。
そこで、今回はETCの割引についてまとめてみました。
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はじめに
今回は一般的な利用者(私的に利用する人で、車種は普通車以下)が利用できる割引についてまとめました。一定区間限定の割引や、ETCコーポレートカードを用いた割引については触れていません。
ETC割引を受けるには
すべての割引に共通しているのは、入り口料金所をETC無線通信により走行するということです。入り口料金所で通行券をとり、出口料金所で通行券とETCカードを渡すという方法では割引にはなりません。
ETC割引の種類
ETC割引には大別して『ETC時間帯割引』と『ETC頻度型割引』があります。
ETC時間帯割引
事前登録はいりません。ETC無線通信により走行するだけで、その場で走行料金が割引されます。
- 休日割引 土日祝終日 約30%OFF ※1
- 深夜割引 全日0時~4時 約30%OFF ※1
ETC頻度方割引
ETCマイレージサービスへの登録が必要です。その場では割引されず、利用月の翌月20日に還元額またはマイレージポイントという形で付与されます。
- 平日朝夕割引 土日祝日除く6時~9時/17時~20時 50%還元 ※1
- マイレージポイント 全日・終日10%ポイント付与 ※1
※1一部区間を除く
割引詳細
休日割引
その名のとおり、土日祝日中に高速を走っていれば適用される割引です。2014.6.30.までは50%OFFでしたが、今では一般料金から約30%OFFになっていました。残念。また、適用区間は大都市近郊区間(主に大阪や東京近郊)以外となりますのでご注意下さい。
深夜割引
全日深夜(0時~4時)の間に高速を走っていれば適用される割引です。一般料金から約30%OFFになります。休日割引よりも適用される区間が多くなっています。
平日朝夕割引
平日の6時~9時/17時~20時の時間帯の中で、入り口か出口の料金所を通過し、割引対象区間を含んで走行すると午前・午後それぞれ最初の1回に限り適用される割引です。一般料金から約0/30/50%が還元されます。適用区間は大都市近郊区間以外。適用距離は100kmまでに制限されています。休日割引・深夜割引と大きく違う点は、
- 利用にマイレージサービス登録が必要
- 走行時の表示額・請求額は通常料金。翌月20日に還元額が付与
- 1ヶ月の対象走行数に応じて割引率が変化
の3点です。1点ずつ詳しく見ていきます。
1. 利用にマイレージサービス登録が必要
登録が必要ですが、ネットからでも簡単に登録できます。近々登録してみようかと思います。
2. 走行時の表示額・請求額は通常料金。翌月20日に還元額が付与
走行時の表示額(電光掲示板に表示される金額)は通常料金で、請求金額もその金額です。利用月の翌月20日に還元額(無料通行分)が付与されます。付与された還元額分を無料走行することができます。
3. 1ヶ月の対象走行数に応じて割引率が変化
対象走行数が5~9回で約30%還元、10回以上で約50%還元されます。4回以下の場合は還元されません(0%)。例えば対象走行を5回した場合1~5回すべての走行分の料金の約30%が還元されることになります。
マイレージポイント
こちらもマイレージサービスへの登録が必要で、支払料金の10%分のポイントが付与されます(還元額を使い走行した場合は除く)。マイレージポイントは割引適用後の支払料金(走行時の表示額)に対して付与されますので、例えば一般料金が1000円の場合は以下のように付与されます。
- 深夜割引と休日割引の適用時は70ポイント(支払料金は700円)
- 平日朝夕割引の適用時は100ポイント(支払料金は1000円)
ポイントは利用月の翌月20日に付与され、以下の交換レートで還元額(無料走行分)に交換できます。
- 1000ポイント=500円分
- 3000ポイント=2500円分
- 5000ポイント=5000円分
ポイントの期限は利用月の属する年度から翌年度末までの最大2年間です(例えば2014年4月~2015年3月に手に入れたポイントの有効期限は2016年3月まで)。
注意点
割引の優先度
深夜割引≒休日割引>平日朝夕割引となります。休日割引と深夜割引の時間帯がかぶった場合は割引額が多いほうが優先されます。平日朝夕割引に優先して深夜割引または休日割引が適用されます。
例. 「19時に高速に乗って(平日朝夕割引適用時間帯)、翌1時に高速を出た(深夜割引適用時間帯)」ときには深夜割引が適用
還元額(無料走行分)について
平日朝夕割引を利用したり、ポイントを交換することでもらえます。現金などには変換できません。還元額分は無料で走行できます。
還元額を使い無料走行した場合、ポイントや還元額はもらえませんが、平日朝夕割引の走行対象数にはカウントされます。有効期限はないですが、2年間(730日)増減が無かった場合取消予告通知が届き、更に90日(通算820日)たつと登録を取り消される場合があるようです。
まとめ
どの時間帯でどの割引が受けられるのかをまとめたのが以下の画像です。ETCを休日に利用する場合には何も考えなくともよいのですが、平日に利用する場合には時間帯に注意が必要です。
マイレージサービスもなかなかお得なので、登録してみてもいいかもしれません。
みなさんも、是非ETC割引を有効利用して快適なドライブを楽しみましょう!
もっと詳しく知りたいかたは『トクトクETC。NEXCO西日本』を参考にされてください。
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