自分は異常か?正常か?『自分の「異常性」に気づかない人たち』

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図書館で、ふと目についた本があったので手にとってみました。

本の内容は、精神科医である著者の方が今までに出会った患者さんの話。

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なぜこの本を選んだのか?

なぜこの本を選んだのか考えてみると「今の自分は果たして異常なのか?個性なのか?」と感じている部分があったからではないかと思います。

ここ最近、自分が寝たいときに寝ると生活リズムが崩れて全く安定しない、そして何かをするにも長く時間をかけることができない、相変わらず心臓が痛いときは痛い…などなど。

「もしかしたらまだ治っていないのか?病院にかかるべきなのか?」

と考えていたところにこの本を見かけて、なにかしらヒントがあるかもと期待したんでしょうね。

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傍から見れば異常、本人からすると正常

統合失調症での幻聴等による周りへの迷惑行為、全く問題ないミスからの不安でうつ病で自殺しかける、自傷行為による他人の対応で自分の価値観を確かめる・・・。

本の中に出てくる患者さんは、傍から見れば明らかに異常な人たちばかり。

でも、当の本人はいたってマジメに考えて、感じて、その行為にたどり着いているんですよね・・・。

なので、自分の状態が異常だという判断には至らない。

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「異常かも・・・」とすら考えられないと異常?

そう考えると、「もしかしたら異常かもしれない」と考えている今の段階では異常ではなく個性の範疇なのかもしれません。

本当にヤバイ時はもう完璧に思い込んでましたから。色々な面から考える間もなく。

とすると、現在の状況は特に問題なし。

工夫をしつつ自分の理想の方向に近づけていければいいんでしょうね。

まあ、苦しんでいる面もあるのは確かなのでどうしてもダメならメンタルクリニックで相談するくらいですかね・・・。

「こういう症例があるのか・・・」と知るだけでも面白い

ちなみに単純に読み物として面白かったです。

色んな患者さんの症例が出てくるので「ああ、こういう言動の裏にはこういった理由もあるのか」となんとなく学ぶこともできました。

日常生活において、厄介な人の対応をしている時に「この人にも何かこうなった理由があるんだろうな・・・」と優しくすることができる・・・かも。

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