漫画で分かるスクールカーストの異常さと小ささ。『さよなら、ハイスクール』

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スクールカーストをぶっ壊せ!胸糞なこともあるけど絵や話の作り方のせいかスラスラ読める

『高校のスクールカーストの最底辺にいる男子が、ある方法でそのカーストを大混乱させてカーストに変動を起こす!』というお話。

ある方法のおかげで無事カースト上位に入り、それには飽き足らずどんどんカーストを壊していく・・・。

一般的にいうと頭がおかしいのいるし、なかなか胸糞わるいこともあるんだけど、絵がどちらかというとデフォルメ寄りだし多少ギャグ漫画っぽくもあるのであまり嫌悪感なく話に入れて面白いです。

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学校の教室のカーストなんて小さいのに固執しなくていい。外の世界は広いぞ

最終的には、「学校の教室の中でのカーストなんて小さいものに固執してないでもっと外の世界も見てみ?」ってことでしたね。

たとえば電車に座ってたとして、隣に座ってる誰かは自分とは全く違う集団の中で生きてるわけで、目に付く人みんなそれぞれ違う集団の中で生きてますよね。

ただ目につくひとだけでもそうなのに、更に目につかない人たちも含めたらいくらでも自分がいる集団とは違う集団があるわけです。

しかも、遠地との移動や色んな人との情報交換すらままならない昔ならまだしも、今は数百kmの距離ですら数時間内に行けるしいくらでも情報交換はできる。

それから考えると、いくらでも集団なんてかえられるわけです。

なのに、学校のカーストに固執するのは「まだそこの世界しか知らない」からですかね。

高校、場合によっては大学くらいまで、だいたい同じような知識、情報、友達の中で生きて、学校と関連しない外の世界を知らないってことも充分ありえる。

そんな『自分の世界に学校しかない』中で、その学校から居場所がなくなったとしたらそりゃ死にたくもなります。

結局人間も群れの中じゃないと死ぬ生き物ですから。

『自分の群れから追い出される、他の群れは知らない=死』ってなってもしょうがないでしょう。

ただ、あまりにも体力的・精神的に追い詰められると思考が狭くなって「俺にはここしか居場所がないんだ」としか思えなくなるのも事実

それを防ぐためにも、日頃から色々な集団に参加して居場所を分散して持っておくのが一番良いと思います。

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役割から自分の行動を決めるのではなく、自分の行動から役割を決めたほうが楽。

『教師だから、女だから、男だから、彼女だから、彼氏だから・・・』と『役割だから』でやる行動にも言及してますけど、これには本当にろくなことがない。

この「役割だからする」っていうのは行動する人間にとってはストレスしかないんですよね。

だって、心からやりたいことじゃないから。

だから、どうしても義務感がでてしまい、やるほうは苦痛

場合によっては、やられる方も押し付けられているようで息苦しい・・・って感じになっちゃいます。

まあでも、結局人間も群れで分業制だから、この「役割だから」で成り立っている面はたくさんあるんですけどね。あー面倒くさい。

なので結局は「自分が心からやりたいことが比較的できる役割」をすることが最善策なんでしょうね。

なんてことを、読みながら思った漫画でした。

Amazon Prime』で今の所読めます。

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