夏・冬本番に欠かせない必需品、「エアコン」。
今年の夏もあほみたいに暑いので、エアコンの冷房をガンガンにして過ごしています。
が、最近、エアコンをつけたときに形容しがたい嫌な臭いがするように・・・。それに、ストリーマ掃除の必要性を知らせるランプも点滅してるし・・・。
ということで、それらを解消すべくエアコンのフィルターとストリーマを掃除することにしました。
はじめに
今回フィルターとストリーマを掃除するのは、『DAIKIN』の『AN22NESK-W』です。
使用期間は3年弱。そのうち、一度も掃除していませんでしたw
それと、先ほどから言っている『ストリーマ』は簡単に言うと空気を綺麗にしてくれる機能・部品のことです。
フィルター・ストリーマ掃除のやり方
0. エアコンの取扱説明書を用意する
最初に、できるなら取扱説明書を用意しましょう。現物があるならそれでよし、無ければエアコンの型番でネットで調べればすぐ出てきます。
型番は、エアコンに貼ってあるシールか何かで確認できるはず。こんな感じ。これだと機種名の『AN22NESK-W』が型番。
まあ、正直ほとんどの機種でフィルター掃除の手順は同じだと思うんで、説明書無くてもいいとは思うんですが何かあった場合は自己責任ってことで・・・。
後はほとんど取扱説明書の通りにやるだけだったんですが、一通り紹介していきます。
1. 運転を停止して、エアコンのコンセントを抜くまたはブレーカーを落とす
当たり前ですが、まずはエアコンの運転を停止します。
その後、コンセントを抜くかブレーカーを落としましょう。
仮にフィルターやストリーマをごそごそやっているときに、電源入って運転開始してファンに手が当たったりなんかしたらスプラッターな場面になっちゃうかも・・・。
2. エアコンのフタを開けて、フィルター・ストリーマを取り出す
次は、エアコンのフタを開けます。両サイドに付いているツメのところを上に引き上げる感じ。
上げれるだけ上げると勝手に開いた状態で固定してくれます。
次はフィルターの取り外し。一旦、フィルターを持ち上げて溝から外して・・・
下げるだけ。これでフィルターが取れます。これが3年分の汚れか・・・きたねぇ・・・。
フィルターは2枚あるんで、もう1枚も同じように取ります。
ストリーマは枠部分を掴んで下にひっぱるだけでOK。
2.フィルター・ストリーマを掃除する
フィルター・ストリーマ別々に見ていきます。
フィルターの掃除
まずは、掃除機でできる限りほこりを吸っていきます。
最初はこんな感じでほこりまみれなんですが・・・
吸いまくりでこんな感じに。意外と取れる!
定期的に掃除していたらこれでもいいんでしょうが、3年越しなのでもう少しがっつり掃除していきます。
ということで、レインウェアやメッシュジャケットの洗濯でもお世話になっている大きめのタライにぬるま湯・中性洗剤を入れて、更にほこりを落としていきます。
洗ったあとはきちんとすすいで、しっかりほこりを落とします。濡れたほこりは意外と落ちにくいので注意。
次は、フィルターを乾燥させていきましょう。
説明書には「陰干しで1日置く」と書いてあるんですが、1日エアコンが使えないのは痛いので強制的に乾燥させていきます。
ここで用意したのは『キッチンタオル』。
正直、水を吸えればなんでもいいんですが、こいつは繊維がフィルターにつかないし、水にも強いし、何より家に置いてあるのでタダで使えるのがいい所。
これで出来る限り水を吸っていきます。フィルターのふち部分や、窪みに水が残りやすいので注意。
最後はドライヤー(冷風)で仕上げて、最終的にフィルターはこんな感じに。
最初の状態から比べると一目瞭然!超きれい!
Before
After
ストリーマの掃除
まずは、ストリーマの裏側についている光触媒を取り外します。
これについては、絶対に水を使って洗わないようにしてください。触媒としての機能が低下してしまいます。
ほこり等を掃除機で吸ってあげるだけでOKです。
続いて、ストリーマ本体の掃除。
説明書では最初にストリーマ本体を水につけて1時間ほど放置とかいてあるんですが、面倒なので省略。
まずはプラスチックのカバーを外しましょう。
カバーを外したら、ストリーマの金属部分を掃除していきます。金属部分を触るときはゴム手袋推奨です。
まずは、ストリーマの針の部分の掃除。覗きこむとこのように小さな針が見えると思うので・・・
水で湿らせた綿棒を使って、針の根元から先端へ動かしながら汚れを取っていきます。この針が変形するとストリーマの機能が落ちてしまうので、慎重に。
針の汚れを取った後は、針の上と下の金属板も結構汚れているので、「湿った綿棒でだいたい汚れを取る」→「乾燥した綿棒で仕上げ」という流れで掃除していけばOK。
見た目はあまり汚れていないように見えるのですが、意外と汚れているものです。掃除後の綿棒を見てみるとよくわかります。キタナイ。
掃除し終わったら、きちんとカバーをつけておきましょう。
3. フィルター・ストリーマの取り付け、エアコン内部の清掃
フィルター・ストリーマ共に充分に乾燥したら、エアコンに取り付けていきます。
と、その前にエアコン内部の目に付くほこりや汚れはこの際とっちゃいましょう。ここでも先ほどのキッチンタオルが活躍しました。
その後、最初の手順と逆に、まずはストリーマ、次にフィルターと取り付けていきます。フィルターを取り付けた状態がこちら。
エアコンの内部がスケスケやで・・・。最初はモザイクかかってたのに・・・。
この後は、エアコンのフタを閉めていつも通りエアコンを使うだけ!
※ストリーマ掃除のランプの点滅を消すには、通電状態(運転はしない、コンセント差した状態)のときに、リモコンの『サインリセット』ボタンを押してください。
まとめ
・取り扱い説明書があれば用意する。なければ、エアコンの型番で検索するとでてくる
・掃除をする前に、必ずコンセントを抜くかブレーカーを落とす
・フィルター、ストリーマの脱着は簡単
・フィルターは基本掃除機でほこりを吸うだけで良いが、汚れがひどい場合は中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗う
・フィルターを乾かす時はキッチンタオルで水気を取ると良い
・ストリーマは綿棒で掃除する。針の根元から先端方向へと掃除し、また針を変形させないように注意
・フィルター等の取り付け前にエアコン内部も軽く清掃すると良いかも
最後の画像でも分かるように、とにかく見た目が綺麗になりました。まあ普通に使ってる分には見えないところなんですけどね!
ストリーマ掃除のランプもつかなくなりました。こころなしか、以前よりも同じ温度設定でより冷えるようになった気もします!
全工程30分弱でできる作業でとても快適になるので、みなさんも是非やってみてください!
「自分で掃除して多少は臭いがとれたかな…」
と思っていましたが、その後実際にプロに掃除してもらったら断然違いました。
長く掃除していない方は、プロに掃除してもらってその綺麗さを維持することをおすすめします。
おまけ 手軽にできる!嫌な臭いを少なくする方法
嫌な臭いを少なくする方法が、この前Twitterに流れてきてたので紹介しておきます。
1.窓を開けて最低気温設定の冷房を1時間つけっぱなしにする
この方法、特に道具は必要ありません。
その方法とは、『部屋の窓を開け放った状態で、エアコンの気温設定を最低(16℃とか)にして冷房を1時間付けっぱなしにする』というもの。
細かい理屈は分かりませんが、クリーニングをしても臭いがとれずに困った人がエアコン会社に教えてもらった方法らしく、実際やってみたら多少は効果ありました。
『部屋の窓を開け放つ』のがポイントなので、電気代もったいないと思うかもしれませんがしっかり窓を開けておくように。1時間ぶん回しても100円はまずいきませんしね。
良かったらやってみてくださいね。
2.ミョウバン水をローラー部分に吹きかける
こちらの記事『ミョウバン水はクーラーの嫌な臭いを消せるのか?作り方から実践まで』でも紹介したミョウバン水を、エアコンのローラー部分に吹きかけます。
ミョウバン水の準備に手間がかかりますが確実に効果はありますし、他にもいろいろと応用がきくのでこちらもぜひ試してみてください。
これらを試しても効果が薄かったりすぐに匂いが戻ってくるのなら、プロにクリーニングを頼むことをオススメします。
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