ある日、友人と遊ぼうとPCゲームを起動すると、PCから「ゲームするにはメモリが足りないよ!!!」と言われました。
「あれ?いつもはそんなこと言われないけどな・・・。」と、実際にメモリを確認してみると、4GB×2=8GB差しているはずのメモリが4GBしか認識されていませんでした。
「あー、接触不良かな。とりあえず差しなおせば直るだろ。」と思ったので、早速メモリの差しなおしをやっていきました。
この時はまだあんな事になるとは思ってなかった・・・。
メモリの差しなおし
ということで、まずはPCケースをオープン。メモリがあるのは赤枠部分のとこ。
ここにささっているのがメモリです。抜き差しするときは両脇についてる固定具を開いたり、閉じたりしてやらないといけません。
上の画像の赤枠が固定具が開いた状態。この状態にしてやることでメモリが外せます。
青枠は固定具が閉じた状態。メモリを差した後、この閉じた状態にきちんとなっていればメモリがしっかり入ってます。
これが中々面倒なんですよね。メモリによってスッと差せてスッと抜けるものもあれば、「これ壊れるんじゃねえか?」っていうくらいに押し込まないと差せても閉じた状態にならなかったり、固定具を開いてあげるときに勢いよく開けすぎてメモリが飛んだり・・・。
久々の作業なのでちょっと緊張しつつ、ちゃちゃっと差しなおして、PC起動!
あれ・・・起動・・・しない・・・?
原因探し地獄
スイッチを押すと、電源が入ってファンが回りだしては落ちる、そのまま勝手にまた電源が入ってファンが回りだしては落ちる・・・を繰り返して一向に起動画面まで進みません。
すぐにゲームができると思っていた俺は一気にやる気0に。とりあえず10分ほどふて寝。
すると、いつのまにかHDDが動きだしており、いけるかなと思いきやディスプレイには何も映ってない・・・。
「とりあえずもっかい起動だ!」と思い『強制終了→起動』してみると、『電源が入ってファンが回りだして落ちる×2』→『HDD等動くがディスプレイ出力しない』という状態に。その後何度『強制終了→起動』しても結果は同じ。
「HDD動作してて出力されないってことは・・・グラフィックカード周りが悪いのか?」と考え、端子の場所を変えたり、抜き差ししても結果は同じ。
「放電か!放電すればいいんだな?」と思って2分ほど放置してみても結果は同じ。
「メモリの差し方甘かったかな?もっかい差しなおしてみよう!」とまた差しなおしても結果は同じ。
「メモリの位置の関係かな?」と思って位置を変えても結果は同じ。
パーツを抜いては差し、起動を試みて、ダメだったらまた抜いては差し、起動を試みて・・・。
この作業は何度やっても好きになれません。ダメだったときの「またか・・・」って感じがもう。
それでも、この作業をやっていかないとPCは直ってくれないので、「2枚差して動いてたから可能性は低そうだけど、1枚ずつ差してみるか・・・」とメモリの片方をさしてみると・・・。
うん、やっぱり起動しない。というかHDDすら起動しなくなった・・・。ん?HDDすら起動しない・・・?
なにか嫌な予感がしてもう片方のメモリを差してみると・・・。
普通に起動しました。普通に。
・・・あ~、そういうことか・・・そうかそうか・・・。
一番考えたくなかったのですが、2枚あるうちの1枚のメモリが死んでいました。そりゃ起動しないよ。
よく考えたら起動時のビープ音聞こえてなかったですし、聞き逃してたというか、分かってたのに分かってないふりしてたな。
原因究明に1時間半かかりました。疲れた。
メモリ購入
ということで、メモリ1枚(4GB)が生きているのでPCは起動・使用できるんですが、ゲームするには心もとないのですぐさまメモリを購入することに。
メモリを最後に購入したのは3年前くらいなので、メモリ周りの変化にちょっと驚き。1枚8GBがちょっと幅利かせてるし、DDR4とかあるし・・・。
ということで、4GB×2のこちらを購入。
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相性問題とか怖いんで、どうせなら元々つけてた奴と同じ物をつけたかったんですが、少々値段が高かったので同メーカーの安いこちらを購入。送料含め5346円。
ちなみに、以前のはこれ。ヒートシンクがかっこいい。
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メモリ到着・増設
2,3日でメモリが到着。案外早い。
ということで、早速差してみます。見た目華奢だけど、えらい差しやすいメモリで満足。これは抜き差しも楽々ですわ。
そして、早速起動・・・!
・・・無事、相性問題とか起こさず起動してくれました。良かった良かった。
確認してみると、しっかり12GB全て認識してくれてましたしね!
これで数年はメモリ周りは大丈夫そうです。『メモリ周りは』・・・ですけど。HDDが逝きそうで・・・。
まとめ
- 認識されていたメモリが、認識されなくなったらまずはメモリの抜き差し
- 改善されない(または悪化)した場合、まずはメモリ周りの可能性を潰す
- 現在8GB×1枚or4GB×2枚が売れ筋。DDR4の規格も出てた
- 『W3U1600HQ-4G』の2枚組みの内1枚が3年ほどの使用で死亡
今回の件で、PCの突然死への恐怖がよみがえりました。とりあえずHDDの中身はクローン取っておこうと思います。
それと、教訓として『最初の怪しい部分(今回ならメモリ)の可能性をまずは徹底して潰す。自分で可能性(として考えられること)を増やしにいかない』、『自分にとって都合の悪い情報を頭から追い出さない』を得ました。
たかだかメモリ交換で色々考えさせられるとは・・・。
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