先日ディスクロック(『XENA X1』)を買い、いざ利用してみるとかなり便利+安心!
大げさですが「できれば、多くの人にディスクロックを利用してもらいたい。」と思うくらいw
と、超おすすめなディスクロックですが、僕もディスクロックを購入するのは今回が初めて。
購入する前には、よく分からない部分もたくさんありました。
そこで、「初めての人でもディスクロックを納得して買えるように」と思い、『ディスクロックを買う前に最低限確認して欲しいこと』についてまとめました。
『ディスクロック』ってそもそも何?
『ディスクロック』とは、『ディスクブレーキ(ディスクローター)』に空いている穴(『ピン穴』)にピンを差しこみ、ホイールが回転しないようにすることでバイクの移動を制限するものです。
これだけだと全く分からないので、詳しく説明していきましょう。
ディスクロックの外観・仕組み
まず、ディスクロックそのものはこんな感じ。
横から見ると深い切り込みが入っており、出っ張った部分を押すとピンが出てきて、ロックされます。
じゃあ、どうやってバイクの移動を制限するのか?
次はバイクもあわせて見ていきましょう。
ディスクロックの利用方法
利用方法を説明する前に、ディスクロックの『ディスク』とは何のことを言っているのか分かりますか?
この『ディスク』とは、『ブレーキディスク(ディスクローター)』のことで、バイクの前・後輪についている丸い板をさします。
この『ディスク』を利用して『ロック』するので『ディスクロック』というわけです。
先ほどディスクロックに入っていた深い切り込みは、ディスクをディスクロックの中に収めるためのものだったんですね。
さて、このディスクをよく見てみると、穴がいくつも空いてますよね?これを『ピン穴』といいます。
このピン穴に、先ほどディスクロックについていたピンを差し込むわけです。
こうすることで、ディスクにディスクロックが固定されます。
ロックが固定された状態では、「バイクを動かす=ディスクが回転」すると、ロックも一緒に回転することになります。
回転していく中で、ブレーキキャリパーなどの部品に干渉し(下画像赤線部分)それ以上回転できなくなるとバイクを動かすことができなくなります。
これによって、バイクの前後への移動が極端に制限され、盗難の危険も減るということです。
以上が、ディスクロックについての簡単な説明になります。
売れ筋でおすすめのディスクロックについては↓の記事をどうぞ!
購入前に最低限確認しておきたいこと
これらを踏まえて、ディスクロックの購入前に最低限確認しておきたいことを見てみましょう。
最重要!バイクのホイール部分にディスク(ピン穴)があるか確認する
まず最初に行うことは、ディスクロックが使えるバイクかどうかの確認です。これは、ホイール部分にディスク(ピン穴)があるかどうかで確認できます。
先ほど説明したように、ディスクロックはピン穴にピンを通すことができなければロックすることはできません。
ですので、『前・後輪のホイールにディスクがない、またはピン穴がない』場合にはそもそもディスクロックを利用することができません!
必ずご自分のバイクのホイールを見て、ピン穴があるかどうかを確認してください(↓画像参照)。
ちなみに、ディスク(ピン穴)のある・なしはブレーキの仕組みの違いによるものです(あるのが『ディスクブレーキ』ないのが『ドラムブレーキ』)。
が、このあたりの説明は割愛します。詳しく知りたい方は『ディスクブレーキ ドラムブレーキ 違い』の検索結果を見ればわかるかと思います。
ここでディスク(ピン穴)が無い場合は、残念ですが他のロックを検討しましょう。
特に原付・スクーターの方!おすすめのロックについては↓の記事にまとめています。
対策別・予算別おすすめバイクロック集!厨房・珍走団~プロ窃盗団まで![原付、盗難対策]
ディスクの『ピン穴径・ディスク端から穴までの幅・ディスクの厚み』を確認する
さて、「ブレーキディスクが付いていれば、どんなディスクロックを買ってもいい!」・・・わけではありません!
次は、ディスクの『ピン穴径・ディスク端から穴までの幅・ディスクの厚み』を確認する必要があります。
ディスクは前・後(フロント・リア)にありますが、確認するのは自分がロックをするであろうディスクの方にしておきましょう。
個人的には前がおすすめ。
『ピン穴径・ディスク端から穴までの幅・ディスクの厚み』が具体的にどこをさすかは以下の画像を参考にしてください。
『ディスク端から穴までの幅』については、いくつかある穴の中で「一番ディスク端から遠い穴との幅」について測ったほうがGood!
※一番遠い穴にあわせると、全ての穴でディスクロックが使えるようになります。
僕の場合、フロントディスクを測って、『ピン穴径:約8mm、ディスク端から穴までの幅:約29mm、ディスクの厚み:約4mm』でした。
『ある条件』を満たすディスクロックを選ぶ
いよいよディスクロックを選んでいきますが、この時『ある条件』を満たす必要があります。
と、その条件を見る前に、ディスクロックの購入ページの説明によくある、ディスクロックを横から見た図を見てみましょう。
ここで、『ピン径・ロックの端からピンまでの距離・切り込みの幅』に注目します。
画像の数値で言うと、『ピン径:6mm、ロックの端からピンまでの幅:43mm、切り込みの幅:7mm』ですね。
製品によっては図が無い場合もありますが、各部分の長さの記載はどこかにあるはずなので確認しましょう。
そして、これらの『ピン径・ロックの端からピンまでの幅・切り込みの幅』と、先ほどのバイクの『ピン穴径・ディスク端から穴までの幅・ディスクの厚み』が、ある条件を満たすディスクロックのみ購入することができます。
その条件というのは、
- 「ピン穴径」>「ピン径」
- 「ロックの端からピンまでの幅」>「ディスク端から穴までの幅」
- 「ロックの切り込み幅」>「ディスクの厚み」
です。これらを全て満たさないと、ディスクロックを利用することはできません。
「なぜディスクロックが利用できないのか?」が分かりにくいと思うので、この3つの条件について1つずつ説明していきます。
※例として、先ほどの僕のバイクのディスク『ピン穴径:約8mm、ディスク端から穴までの幅:約29mm、ディスクの厚み:約4mm』と、上記のロック『ピン径:6mm、ロックの端からピンまでの幅:43mm、切り込みの幅:7mm』でこれらの条件を満たしているかどうかも確認していきます。
“「ピン穴径」>「ピン径」”でないと、ピンがピン穴に入らない
まず”「ピン穴径」<「ピン径」”の時。
つまり、「ピン穴径」が「ピン径」よりも小さい場合。
ピンがピン穴に入らないため、ロックすることができません。
例:”『ピン穴径:8mm』>『ピン径:6mm』”ということで、条件を満たしていますね。
“「ロックの端からピンまでの幅」>「ディスク端から穴までの幅」”でないと、ピンがピン穴まで届かない
次に”「ロックの端からピンまでの幅」<「ディスク端から穴までの幅」”の時。
つまり、「ロックの端からピンまでの幅」が「ディスク端から穴までの幅」よりも短い場合。
ピンがピン穴まで届かないのでロックできません。
例:”『ロックの端からピンまでの幅:43mm』>『ディスク端から穴までの幅:29mm』”ということで条件満たしてます!
「ロックの切り込み幅」>「ディスクの厚み」でないと、ディスクが入らない!
例えば、”「ロックの切り込み幅」<「ディスクの厚み」”
つまり、「ロックの切り込み幅」が「ディスクの厚み」より小さい場合。
ディスクをディスクロックで挟むことができず、ロックできません。
例:”『ロックの切り込み幅:7mm』>『ディスクの厚み:4mm』”ということで、条件を満たしています。
※例として挙げていた僕のバイクとディスクロックでは全ての条件を満たしているので、買っても問題ないということになります。
まとめ
それでは、ディスクロックを購入する前に、最低限やるべきことについて軽くおさらいしておきましょう。
- バイクのホイール部分にディスク(ピン穴)があるか確認する
- バイクの『ピン穴径・ディスク端から穴までの距離・ディスクの厚み』を確認する
- 『ある条件』全てを満たすディスクロックを購入する
- 「ピン穴径」>「ピン径」
- 「ロックの端からピンまでの幅」>「ディスク端からピン穴までの幅」
- 「ロックの切り込み幅」>「ディスクの厚み」
これらさえ押さえておけば、「買ったのはいいけど、ディスクロックが使えない!!!」なんてことにはならないはずです。
実際に購入する際には、これに加えて「アラームがあるほうがいい!」「あそこのメーカーがいい!」「信頼できるものがいい!」「安いやつがいい!」などなど、個々人が望む特徴を持つディスクロックを選んでいくことになると思います。
売れ筋でおすすめのディスクロックについては↓の記事をどうぞ!
の記事にまとめました。
またこちらの記事、
をあわせて見てもらえると、購入後の「しまった!!!」という場面も減るかと思います!
「ディスクロックが使えない!」という人や「もっと色々なロックと比較したい!」という人は、
を見てもらえるといいかと思います。
最後に、冒頭でも言いましたが、個人的にディスクロックは簡単・便利にできる優れた防犯対策だと考えています。
ですので、是非これらの記事を参考にしていただいて、気軽に防犯してくださいね!
このほかのバイクに関する記事はこちら!
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