トラックボールレビュー第2弾!
今回はお高め多機能トラックボール『MX Ergo』についてレビューしていきます。
簡単な概要と仕様
PC周辺機器メーカーの大手ロジクールから発売されている少しお高め(約1万弱)のトラックボールマウス。
マウスに傾斜をつけることによる筋疲労軽減や豊富なボタンによる様々な機能(2つのPC間の簡単切り替え、精密モード、ホイールの水平スクロールなど)が特徴。
- サイズ:高さ132.5 x 幅51.4 x 奥行き99.8(mm)
- レシーバーサイズ:高さ 18.4x 幅14.4 x 奥行き6.1(mm)
- 重量: 164g(メタルプレート)/重量: 259g(メタルプレートあり)(共にレシーバーなし)
- レシーバー重量: 2g
- 1回のフル充電で最長4ヵ月、1分の充電で約1日使用可能な高速充電
- 通常のパソコン用マウスに比べ筋緊張を20%軽減。
- 操作距離 : 最大10 m ( 使用環境・状況によって異なります。)
- 付属ソフトウェアバージョン : Logicool Optionsソフトウェアが必要です(logicool.co.jp/options からダウンロード可能)
- 無線方式:アドバンス2.4GHz(Unifying対応)Bluetooth low energy
- Unifyingレシーバー:必須:USBポートWindows 7以降、macOS X 10.12以降
- Bluetooth:必須:Bluetooth low energy、Windows 8以降、macOS X 10.12以降
見た目はどっしりかなりの大きさ
見た目はかなりどっしり。最初見たときにはびっくりするぐらいの大きさです。
iPhone7と比較するとこんな感じ。
ずっしりした重さ。その分安定感あり
見た目通り、重さはずっしりきます(メタルプレート使用時)。
その分、机に置いた時の安定性は十分。ちなみに、メタルプレートを外せば膝上など好きな場所で扱えるくらいの重さにはなります。
メタルプレートは簡単に取り外し可能
そのメタルプレートは磁石式。
強力な割には簡単に取り外しできるので、重さ調整では苦労しません。
セットアップ自体は簡単。細かいセットアップも可能
セットアップは自体は簡単です。
マウスの電源をいれ、接続待ちになった状態でレシーバーをPCのUSB端子に接続すると自動で使えるようになります。
マウスの裏の保護シールにも記載してあるのでわかりやすいです。
また、Bluetooth接続でも使えるようです。
※レシーバーをUSB接続する場合はWin7以降、Bluetooth接続する場合はWin8以降が対応の様子。macOS X はどちらも10.12以降で対応
また、logicoolの公式サイトからアプリをダウンロードすることで、より詳細な設定ができるようになります(詳しくは後述)。
バッテリーは充電式。1分充電で1日、最大4か月もつ
バッテリーは付属のUSBケーブルで充電します。
1分の充電で1日中もち、満充電で約4か月もつようです。
絶妙なボール操作性
ボールの操作性は以前紹介したM570と比べると少し重め。
そのおかげで狙ったところで止まる感覚はありますし、重いといっても指が疲れる重さでもないので丁度良いですね。
筋疲労軽減は効果アリ!
MX Ergo独特の『メタルプレートを使ってマウス自体を20°傾け、筋疲労を軽減する』機能ですが、これは効果アリ。
マウスに手を置いている時点で「なんか楽」という感覚なので、長時間使っても疲れがでにくいです。
もちろん0°にもできますので、傾いていない方がいい方もご心配なく。
※0°, 20°にしか固定できません。その間の角度には固定できず。
クリック・スクロール音は大きめ
静音ではないのでクリック音は大きめ、スクロール音も少し大きめかな?という感じ。M570と同じくらいですね。
※M570の音量に関してこちらの動画にまとめてるので参考にどうぞ。
細かく動かすストレスをなくす『精密モード』
先ほど紹介した20°の傾きもそうですが、他にもいろいろと便利な機能がついています。
まずは、精密モード。
精密モードとはマウス感度を落としてより精密な操作ができるようになるモードのこと。
ボールのすぐ近くにボタンがあり、これを押すことによってワンタッチで精密モードに切り替えることができます。
このおかげでトラックボール操作でありがちな
「マウス感度を高くすると動かしやすいけど、細かく動かすのがストレス」
という問題を軽減してくれます。
珍しい水平スクロール対応
左右にホイールを押す(傾ける)ことで水平方向にもスクロールできます。
水平スクロール自体はあまり使う機会はないとは思うんですが、この『ホイールを左右に押せる』というのがアプリで化ける…。
豊富なボタンがあり、それぞれの操作に様々な機能を割り当てられる
マウスにはほかにも、左クリックボタン横に2つのサイドボタンがついています(デフォでは戻る/進むに割り当て)。
つまり、サイドボタン3つとホイールボタン3つ(左右・そのまま押し込み)、計6つのボタン操作ができます。
驚きなのは、先ほど紹介した公式アプリを利用することでこれらのボタン操作に様々な機能を割り当てられること。
この機能がまた豊富で、まさに痒いところに手が届くという感じ(下の画像に写っているのは割り当てられる機能のほんの一部)。
自分が日ごろよく行う操作を割り当てておけば、より効率的に作業できるようになります。
ワンタッチで2台のPCで切り替え可能。アプリを入れると切り替えすら必要なし!
ホイール下にあるボタンで、2つのPC間でワンタッチで操作を切り替えることができます。
さらに、logicoolのアプリを入れるとボタン切り替えなしでの移動が可能になります(画面端にカーソルをやると移動できるようす)。
さらにさらに、アプリを入れた状態なら2つのPC間でのテキストや画像などファイルのコピペもできるらしい。すごい…。
※この機能を使う場合、レシーバーがもう一台必要なので注意!
ボールメンテナンスは少し面倒
メタルプレートを取り外す必要があるのと、ボールを押し出すための穴が狭い&長いのでボールのメンテナンスは少し面倒です。
まとめ:トラックボールにはまった人が更なる性能を求めて買う製品
M570に続く2台目として使ったトラックボールですが、まさに上位機種という感じでした。
当初は慣れの問題で「あれ、M570のほうが良くね?」なんて思いましたが、慣れてしまえば疲れにくいしボタンも豊富でいろいろできるし快適!
もちろんM570も十分良いんですが、『それでも物足りない・もっと効率的に使いたい』場合はMX Ergoに乗り換えるというのが良いのかな?という感じでした!!
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