ついに、バイク用インカムを買うことにしました!
今までは『インカム無しでバイクツーリング中に格安で簡単に会話をする方法!![設定方法、アプリ]』で記事にしているようにBTヘッドセットでインカムの代用をしていたんですが、
- 洗濯機で洗って壊す(計3台)
- よく一緒に走る友達がついにインカム(DT-01)を買った
と要因が重なり、「さすがにインカムデビューか…」と悟ったからですw
そこで、実際に購入に至るまでに自分が考えたことや調べたことなどを書いていきたいと思います。
インカムを買うにあたって、インカムに求める条件は?
予算はどうしよう?
インカムは初めてですし、使う頻度が高いわけでもないので最初はお手頃価格で試したい。
そこで予算の指針にしたのが、個人的にちょうど欲しいと思っていた就寝用のマットレス。
そのお値段は約1.5万円。寝るときに必ず使うマットレスに比べると、インカムはバイクに乗る時にしか使わないから…。
じゃあマットレスよりは値段抑えたいよねということで、最高でも1.5万円。安ければ安いほどOK!
どんな機能が欲しい?
買う動機が、
「BTヘッドセットが壊れたし、友達がインカム(DT-01)を買ったのでそれに合わせて買う」
なので、DT-01と接続できて会話できるのが第一。
加えて、その友達がタンデム時のためにDT-01を2つ買ったので、
DT01-DT01-自分のインカム
でも会話できるようにしたい。
また、他の友達とのツーリングの話も出ているので、その時に不都合がないよう
DT01-自分のインカム-他の友達のインカム
でも会話できるようにしたい。
他の条件は、会話はそこまで音質を求めておらず、音楽もほとんど聞かないので会話も音楽もそこそこ聞こえれば良い。
また、主に少人数で走るので通話距離もそこまでなくてよいし、ナビ音声共有も別になくてよい。
あとはツーリング中は充電しなくて良いと楽かな!
最終的な条件は?
ということで、以下のような条件になりました。
- 予算は最大1.5万円。できるだけ安く
- 友達のインカム(DT-01)と接続でき、そこそこの音質で話せること(最重要)
- 友達のインカム+αで話せること(DT01-自分のインカム-αのインカム)(重要)
- 友達がタンデムしている(DT01-DT01-自分のインカム)時
や、自分もタンデムしている(DT01-DT01-自分のインカム-自分のインカム)時に話せること(重要) - 実質の限界通話距離が100m以上はあること(重要)
- 会話・音楽の音質はそこそこあること。音声共有はなくて良い
- ツーリング中は充電しなくて良いこと
これらを踏まえて、実際に購入する商品を探してみます。
実際に商品を探してみると…
友達と同じインカムが良いけど、『DT-01』はちょっと高い
何も考えなければ友達と同じ『DT-01』でいいんですが、値段がおよそ2万円と予算オーバー。
機能は充分なので少し予算越えも考えたんですが、仮にタンデム用にもう1つ買うとしたらその時はトータル4万円…w
さすがにそこまで出せないんで、他の候補を探すことにしました。
『LX-B4FM』は良さそうだが…
次はアマゾンのベストセラーになっている『LX-B4FM』が目に付きました。
基本性能はよさそうだし、DT-01との接続もできそう。価格も安い(8,500円)。
ただし、
DT01-自分のインカム(LX-B4FM)-他の友達のインカム
ができるかはわからず。
そこを調べようと色々と見ていると、『ユニバーサル』や『HFP』などわからない言葉があったり、インカムについて理解できない部分がでてきたのでちょっとお勉強しました。
インカムを選ぶ時に覚えておくと良さげな情報
ユニバーサル・HFPは他社のインカムと通話できるかどうか
ユニバーサル・HFPは「他社のインカムと接続する時の出力側(ユニバーサル)と受信側(HFP)」と考えてよさそう。
基本的に、同じインカム(≒同社インカム)との接続は『インカム接続』、他社インカムとの接続では『ユニバーサル・HFP』が使われる様子。
※同じインカムは大抵インカム接続できるが、同社の別インカムではインカム接続できないものも多い。『ユニバーサル・HFP』による通話はユニバーサルインターコムとも。
たとえば、同じインカムであるA, B、他社インカムのCがあった場合、
1:A(インカム接続)-(インカム接続)B
2:B(ユニバーサル接続)-(HFP接続)C
のように接続されるらしい。
多くのインカムは、他社インカムとの通話が可能
多くのインカムはパターン2のように他社インカムとの接続・通話は可能な様子。
が、かなり安い中華インカム(5,000円以下)だとこのパターン2の接続ができない=他社との接続・通話ができないものがあるので注意。
同じインカム2台と、他社インカム1台の通話は可能
同じインカム複数台(A,B)と他社インカム(C)の接続はできるっぽい。
例:A(インカム接続)-(インカム接続)B(ユニバーサル接続)-(HFP接続)C
※ここで同じインカム(インカム接続)が3台、4台…となった場合に通話できるかどうかはインカムによる(後述)。
異なる他社インカムと2台通話できるのは、一部の機種のみ
全て異なる会社のインカムA,C,Dがあった場合には
3:A(ユニバーサル接続)-(HFP接続)C(HFP接続)-(ユニバーサル接続)D
というパターンの接続もできる(上記のユニバーサルとHFPが入れ替わるパターンもある)。
が、このパターンのインカムCの役割ができるのは本当に一部の機種しかないらしい(調べた限りではSB6xとM1-S PROのみ?)。
同時通話人数はあくまでも目安。特に中華・海外インカムは要注意
こう書いていくといくつでもインカム同士を接続して会話できそうだが、まともに会話できる接続数はインカムによる様子。
そこでぱぱっと調べてみたところ、価格帯でいうと
- ~1万円:3,4人まで
- 1万~3万:4,5人まで
- 3万~:6人まで
といったところ(あくまで目安)。
日本の会社の場合は、「この人数までならしっかり会話できます!」と余裕をもった人数である場合が多いが、中華・海外インカムは「この人数までなら声は聞こえます!(会話できるかは知らないけど)」と水増ししているものが多いので、きちんとレビューを確認するのがオススメ。
さらに中華・海外の場合、同時『接続』人数と同時『通話』人数が違う場合がある(6riderとか…)ので、きちんと確認するように。
情報まとめ
これらを簡単にまとめると、
- 同じインカムの接続は『インカム接続』、他社インカムとの接続は『ユニバーサル接続/HFP接続』
- 多くのインカムは他社インカムとの通話可能。が、5,000円以下の価格帯だと『ユニバーサル接続/HFP接続』ができない=他社インカムと通話できないものがある
- 他社インカムとの接続は基本的に1台同士のみ。ごく一部のインカムは異なる他社インカム2台との接続が可能
- まともに会話できる人数はインカムの性能による。特に中華・海外インカムは表記よりも少ないと思ったほうがよい
これらを踏まえて、もう一度インカムを探してみました。
『M1S-PRO』ならいいんでは???
そこで見つけたのが、『M1S-PRO』。
まず予算1.5万よりかなり下の7,800円と破格ながら、操作性も良さげで、通話距離や通話音質なども問題なさそう。
なにより他社インカム2台との接続が可能なので、かなり汎用性が高い。
これと同等以上の接続汎用性は3万を超える『SB6x』くらいしかないので、この点がかなり高評価。
ということで、まずはこの『M1S-PRO』を買ってみることにしました!
購入後のレビューはこちら!
おわりに
今回インカムの情報を集めるにあたって、“まさきち”さんのブログ『バイク用品を試しにバイクでGO!』に大変お世話になりました。
「インカム検証の為に1人で4台のインカムを買う」というなかなか変態なことを多くのインカムで行い、詳細なレビューや様々な比較、インカム同士の接続可否など様々な役立つ記事を書かれています。
インカム選びの際にはとても参考になるので、自分のように「インカム買いたい…」という方は是非ご覧になってください!
このほかのバイクに関する記事はこちら!
参考サイト
ユニバーサルインターコム(他社接続)の手順!理解すればすごく簡単
コメント