「もう梅雨明けたんじゃねえか?」という陽気の中、友人と二人で平尾台周辺にツーリングに行ってきました!
とにかく1日中暑さとの闘いでしたが、平尾台ではその暑さを忘れさせるような景色や、むしろ寒いくらいの体験もすることができました。
今回は、その下道256km、走行時間6時間のツーリングの一部始終をご紹介します。
福岡空港周辺を出発→トンネルで死にかける→門司港で焼きカレー
ツーリング前夜、ラムマウントの装着でひと悶着あったので少し遅めの朝9時に出発。
前日から天気予報を見て暑いのは覚悟していましたが、その予想を上回る暑さでした。
朝9時から夜18時まで30℃越え!馬鹿じゃないのか!!
まあ天気に文句いっても仕方ないので、まずは門司港に向けて出発。目的は焼きカレー。
門司港までは、どうしても交通量の多い主要道路を通る羽目になるのですが、もちろんある程度は混みますし、まあクソ暑いですよね。
特に、国道201号線、八木山バイパスの筑穂トンネル(長さ1299m、下のGoogleマップ参照)の暑さは尋常じゃありませんでした。
トンネルの影に入った瞬間「おっ、涼しい!」と感じたのも束の間、そのあとはトンネル内に篭った熱気&熱気。
「あ、これもしかしたら熱中症になって死んじゃうかもしれない。」っていうくらいの熱気でした。
本当に身の危険を感じましたよ。バイクで通る時は要注意。
その後、沿線のファミリーマートで朝ごはんを済ませます。
暑さのせいか、友達が一口しか食べていない『うま辛チキン』を地面に落とし、また買い直すという事案も発生。
「この先大丈夫か・・・?」と思いながらも、国道200号バイパスや国道3号線を使ってひたすら門司港まで北上。
ちょこちょこ休憩を挟みながら、門司港についたのが12時過ぎ。
その後駐車場を探し回って、やっとバイクを駐車できたのが12時半。すでにこの時点でへろへろですw
ちなみに、利用したのは『門司港駅前自転車駐車場』。
門司港駅入口交差点から門司港駅に入ると右手にあります。1日150円でした。
とりあえず焼きカレーさえ食べられれば良かったので、適当に周辺を散策。
見た目インパクトのある船上レストランがありましたが、定休日!まじかw
ということで、近くの『王様のたまご』という店に入店。
ここでクーラーって文明の利器だなと改めて実感。
料理は『グリルチキンのせ焼きカレー』をいただきましたが、個人的にはちょっと塩味が強くて好みに合いませんでした。
次は別の焼きカレーの店に行くかな。
門司港→北九州空港。橋なげぇぇええwww
特に観光する予定もなかったので、13時過ぎには門司港を出発。
門司港近くにはかの旅(?)番組『水曜どうでしょう』でひと悶着あった関門橋(関門海峡)もありましたけど、二人とも「行く体力がない。」ということでスルー。
次は北九州空港へと向かいます。
北九州空港は、僕が数年前に傷心旅行で九州車中泊の旅の際に立ち寄ったり、友人が大学時代に学校関係で良く利用したりと、二人とも何かと思い出のある場所です。
まあ、ただ単に橋長2.1kmの『新北九州空港連絡橋』をバイクで走りたかったというのもありますけどw
到着後、実際に橋を走ってみましたが、やっぱり海の上は風が気持ちいい!陸上とは大違いですw
結局、北九州空港内はスルーして、とんぼ返りでまた橋へ。
二人ともガソリンが残り少なかったので空港近くのENEOSで給油を済ませ、遂に今回の主目的地、平尾台に向かいます。
北九州空港→平尾台。驚きの風景と驚きの冷たさ
北九州空港から平尾台までは約20km。平尾台は山の頂上部分にあるので、だんだんと山を登るルートになっています。
バイクにとっては殺人的な凹凸ブロックでガタガタなりながら上っていき、だんだんと涼しくなってきた頃、草原のような場所が見えてきました。
こんな草原を見ると、どうしても地震前の阿蘇の牧野(放牧用の草地)と比較してしまいます。
今は度重なる地震や豪雨で大変なことになっていますから・・・。
上ってすぐにあった休憩所の自販機で飲み物を買って一息ついたあと、鍾乳洞に入洞できる千仏鍾乳洞へと向かいましたが、個人的にはその道中の景色が素晴らしかったです。
写真では分かりにくいかもしれませんが、久々に心が動いた景色でした。
思わず友人と2人で声あげちゃうほど。
写真の白い岩は、石灰岩が溶け残って地表に現れた「ピナクル」というカルスト台地特有のもの。
この景色が見れて、その中を走れただけでもツーリングにきてよかったと思いました。
この後は、千仏鍾乳洞で鍾乳洞内への入洞体験。
数年前に一度訪れたときに非常におもしろかったので、今回もぜひ訪れたいと思っていた所。
駐車場にバイクをとめて、長い階段を下っていきます。
徒歩4分と表示されてますが、体力の落ち切った人間にはとても4分では着けそうにないほどの長さです。
なんとか鍾乳洞入り口に到着し、大人800円の入洞料を払って中へと入っていきます。
が、ここは他の観光用の鍾乳洞と違って少々ワイルドです。
何故かと言うと、途中から冷たい地下水の中を突き進んでいくから。
最初から約480m程は、ご覧のように岩やれきの上を進んでいくのですが・・・
『奥の細道』という場所を過ぎたあたりから・・・
このように、もろに水の中を、時には膝丈まで浸からせながらも歩いて行きます。
ちなみに、スリッパの貸し出し(無料)があるので普通の靴できても大丈夫!(タオルはあったほうがいいかも)
あまりの水の冷たさにはしゃぎながら奥へと進んでいく20代の男2人。周りから見たらどう見えたのか・・・。
が、だんだんと水の冷たさにも慣れてきて、順調に奥へ奥へと進んでいきます。
『地獄トンネル』と呼ばれているあたりから水深が腰の深さになったため、これ以上進むのは断念。
友人に無理やりにでも進ませようと思いましたが無理なようでした。
ちなみに、鍾乳洞の中は年間気温16℃、水温14℃に保たれているためとても涼しいです。
また、入り口よりも最深部のほうが涼しく、最初は涼しく感じた入り口付近も、帰るころには暑く感じるくらい。
あと、メガネの方は中から外に出るときに絶対メガネが曇ると思うんで注意してくださいね!
鍾乳洞外の売店には『カルスト饅頭』とかいうのもあったんですが、売切れてしまったようで食べることはかなわず。
駐車場に戻るために、また徒歩4分の階段を登っていきます。
この時が体力的に一番きつかった・・・。
無事登り終えた後、先ほどの白い岩『ピナクル』が無数にあり、それが羊の群のように見えることからつけられた『羊群原』が見られる『茶ヶ床園地』へと移動しました。
まあ確かにピナクルはうじゃうじゃあったんですが、感動は少なめ。もうこの景色に慣れてしまったのか・・・?
行きたいところにも行けて気がすんだので、帰宅することに。この時17時過ぎ。
平尾台→福岡空港周辺
帰りももちろん下道で。基本的には国道201号線を進むルートです。やっとこのくらいの時間になって、「走行中は丁度いいかな?」という暑さに。
帰る途中で見つけた、川を横切る工場の設備の風景がやけに新鮮で、つい写真を撮ってしまいました。いったいなんの工場だったのか・・・。
途中からは行きと同じルートを通ることになるので、あの身の危険を感じた殺人トンネルも通りました。
多少ましにはなっていましたが相変わらずの暑さ。18時台でもあの暑さは頭おかしい。
渋滞にも巻き込まれずにすんで、19時過ぎには友人宅に到着。
これで総合約10時間、走行距離256km・走行時間6時間のツーリングが終わりました。
あまりにも疲れたんで、ここから2時間かけて自宅まで帰る予定だったのを取りやめて、友人宅にもう一泊することにしました。
いやー疲れた・・・。
まとめ
- 夏の国道201号線(八木山バイパス)の筑穂トンネルは暑すぎて頭おかしい。
- 門司港にバイクを駐車するなら『門司港駅前自転車駐車場』が便利。
- 北九州空港への橋、『新北九州空港連絡橋』は潮風が気持ちいい。
- 平尾台の景色は一度は見てほしい!おすすめ!
- 千仏鍾乳洞もおもしろい&涼しい。スリッパは絶対履くこと。
今回、平均気温30℃越えの中、下道オンリー約250kmを走りましたが、正直色々ときつかったです。
暑さが悪いのか、距離が悪いのかは分かりませんが、少し時間を気にしてしまって忙しい部分もでてしまいましたし、疲れもかなりのものでした。
個人的には、一日200kmくらいのほうが余裕を持ってゆるーくツーリングができそう。
記事中でも散々書きましたが、夏の長距離トンネルはまじでヤバい。と、バイクに乗って初めて体感しました。
1km弱でこれなら数kmあるトンネルは本当に死ぬんじゃないかな?割とマジメに。バイクでこれなんだから、もし歩行者や自転車だったらもうね・・・。
平尾台は日本一周するにあたって是非行きたい所だったので、行けて良かったですし、想像を超える感動具合で満足できました。ここはみなさんにも是非行っていただきたいです!
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コメント
お役にたてたようで嬉しいです!
平尾台は風景が独特で面白いのでぜひ!
今度、北九州&門司に行きますので、非常に参考になりました!
平尾台ってところがあるんですね、初めて知りました
ぜひ行ってみたいと思っています
役立つ情報、ありがとうございます^^