ある日、ラッカースプレー缶のガス抜きをしていました、愛用のトレッキングシューズを履いて。
ラッカースプレー缶っていうのは↓のようなやつです。
最近のスプレー缶には独自のガス抜き機構がついてますが、正直まどろっこしいので、昔ながらに缶に釘で穴をあけてガスを強制排出していました。
そうしたら・・・予想以上にガスが残っている缶がありまして・・・
ラッカースプレーが噴出しちゃって・・・靴に塗料が・・・。
めちゃめちゃ落ち込んで呆然としてました。が、このままにしておくわけにはいかないのでなんとか落とそうと色々試みることに。
今回はその時に色々やってみた対策・それを踏まえた注意点について書いていこうと思います。
アルコールやエタノールなら落ちるんじゃね?
最初に思いついたのは、「アルコールやエタノールなら落ちるんじゃね?」という考え。
ということで、早速自宅にあった除菌用アルコールティッシュと瓶入りエタノールを使って拭いてみました。
頑張って拭いたんですが、どうもアルコールやエタノールで落ちているというよりは、ほぼ力づくでこそぎ取っているというような印象。
10分ほど必死に頑張った結果がこれ。
平滑な部分であるにも関わらず、微妙に残っている部分もあります。
これじゃあ溝のところや、でこぼこしたところは綺麗にならないなと悟った瞬間でした・・・。
『シンナー』または『うすめ液』?
ということで、困ったときのヤフー知恵袋で検索していると、「シンナー、手に入らなければうすめ液使えばいいよ。」という情報がでてきました。
シンナーという言葉に関するイメージは「吸いすぎたら頭がハッピーになってしまうやばい代物」という印象が強すぎるので、初めから入手を諦めて、近くのナフコでうすめ液を買うことに(あとから調べたら、うすめ液も立派なシンナーでした!)。
で、ナフコにいったところで問題が発生。
うすめ液っていっても、『ラッカーうすめ液』と『ペイントうすめ液』があるんですよねぇ・・・。
そして『ラッカーうすめ液』のほうには、「『ペイントうすめ液』でうすめる塗料には適しません」と書いてあって、『ペイントうすめ液』には、「『ラッカーうすめ液』でうすめる塗料には適しません」って書いてあって・・・もうなんやねんという感じ。
もうスプレー缶は捨ててしまったので、どちらが適したものなのかも分からず、すぐそばのラッカースプレー売り場にも自分が使っていたスプレー缶は売っておらず・・・。
で、しょうがないので博打で『ラッカーうすめ液』のほうを買ってきました。確か300円台。
それで早速古布にうすめ液を染み込ませて使ってみると・・・塗料が取れる取れるw
「さっき使ってたエタノールはなんだったんだの?」というくらいです。
が、やはり細かいところは拭き取りにくかったので、あらかた塗料が落ちたところで終了。
また気が向いたときにでもしっかり綺麗にしてやろうかなと思いました。
スプレー缶を処理する時、スプレーが靴などに付いたときに気をつけたいこと
スプレー缶を処理する場合は、ビニール袋などに入れてやると楽
これはそのままですが、特に釘で穴あけてガスを出す際にはビニール袋に入れた状態で行うとまわりに塗料が飛び散りません。
僕は新聞紙下にひいてやってましたが、地面には飛び散らなくても自分には飛んできますからね・・・。
ただし、何本も行う場合はビニール袋の中のガスを逐一換気してやると安全です。火花で爆発とか怖いですからね。
万が一塗料が付いた際には、塗料の種類を確認しておく
靴や服などに塗料が付いた際には、塗料の種類を確認しておきましょう。
ラッカー・酒精塗料・水性塗料・油性塗料などなど・・・何かしら塗料の種類が書いてあると思います。
不安なら、細々書いてあるところの全てを写真にでも収めるか、スプレー缶の現物を持っておけば、どのうすめ液が適しているのか簡単に確認できます。
家庭において塗料を落としたいとき、困った時はラッカーうすめ液
とにかく、『塗料を落とす』という効果については、『ペイントうすめ液』よりも『ラッカーうすめ液』の方が効果は高いようです。
ただし、『ラッカーうすめ液』は強力すぎて、余計なところの塗装を落としてしまうこともあるようなのでそこは注意。
できるだけ屋外の風通しのよい場所で作業を!!!火気厳禁!!!
これが一番大事で、うすめ液(シンナー)を使う際にはできるだけ屋外で風通しが良く、近くに火の気がない場所で作業を行いましょう。
玄関で換気しながらやってたんですが匂いがとれない・・・。ってことで家族から「臭い!」とクレームがw
それと、できるだけマスク(できるだけ吸い込まないように)や保護手袋(シンナーに触れないように)、保護めがね(目に直接はいらないように)をして作業しましょう。
環境への影響も大きいので、余ったからって排水溝に流してもダメですよ!
しっかり記載してある取り扱い上の注意を読んで作業しましょう。
まとめ
- ラッカースプレー缶などのガス抜きはビニール袋などの中ですると楽。ただし火気厳禁
- エタノールやアルコールでは塗料はほぼ落ちず。落とすとなるとかなり根気がいる
- 万が一塗料が靴や服についた際には、塗料の種類を確認しておく
- 塗料を落とす力については『ペイントうすめ液』よりも『ラッカーうすめ液』の方が強い。ただし強すぎて余計な塗装を落とす可能性あり
- うすめ液を使う場合は必ず屋外の風通しの良い、火の気のない場所で
作業が終わった後調べていたところ、灯油やマニキュア液での代用も、塗料の種類によってはできるようです。
が、ペイントうすめ液は200円台、ラッカーうすめ液は300円台で買えますので、専用品を買ったほうが良いと個人的には思います。
まあ、一番良いのはまず汚れないことなので、スプレー缶のガス抜きの際は汚れないように、または汚れても良い服装で作業しましょう!!
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