最近、登録している会社から交通量調査の話がありました。 しかし、僕が選んだのはカウンターをかちかちする交通量調査ではなく、渋滞長調査。
ここで、渋滞長調査を知らない方に少し説明しておきます。 渋滞長調査とは、その名の通り渋滞の長さを測る調査。詳細は面倒なので調査方法を簡単に言うと、信号で止まった最後尾の車にその都度はりつく調査です。
勘のいい方なら僕がなぜ渋滞長調査を選んだか分かったはずです。そう、渋滞長調査はある程度自由に動けるんです! この寒さの中でじっと椅子に座ったままで調査するのは耐えられない!動ければ体もあったまる!
その考えが甘かったことは、調査を始めて分かりました…。
photo credit: A sure sign of Spring via photopin (license)
調査開始前日
調査時間は7:00~10:00,16:00~19:00の計6時間。給料はだいたい交通量調査の7~8割です。
時間に注目してもらうと分かるとおり、調査時間は通勤通学のラッシュ時間帯=寒い時間帯。ですが、どうせ交通量調査でも絶対にすることになる時間帯なのでそこは仕方なし。
当日の天気予報を見てみると、天気は晴れ、最低気温は0℃、最高気温は5℃。晴れなだけまだましですが、気温はどうかんがえてもアウトです。 これはいかんということで、僕が考え得る最も暖かい装備=ほぼバイク装備で向かう事にしました。
- アンダーシャツ:ミズノのブレスサーモ
- インナー:安物のフリース
- インナー2:綿のシャツ
- インナー3:ユニクロのウルトラライトダウン
- アウター:モンベルのストームクルーザー
- アンダー:安物のタイツ
- パンツ(ズボン):裏地がフリースの暖かいやつ
上記を基本に、適当手袋(防風ではない)、適当ニット帽を装着。靴下は厚手の安物、靴は普通の運動靴。モンベルのサンダーパスパンツ(レインウェアのパンツ)を予備にもっていきました。
正直、個人的には「少し過剰かな?」と思ってました。この時は。
調査当日
当日起きたのは朝4時半。やっぱり寒い。
今回は遠方の駅に集合ということで、電車で目的の駅に向かいます。電車の中は快適です。だって暖房ついてるし。
その後、駅舎で待つことになりますが、電車の時間の都合上、駅舎で20分ほど待つ必要がありました。 大きい駅ならば、暖房の入った待合室があるもんです。が、そこは田舎の駅。当然暖房なんてものはありません。
しかも、風も容赦なく入ってくるような構造。 たまらず帽子も手袋も装着。それでも寒い。 更に、会社側が10分遅刻し、計30分待つことに…。
その後、車に乗りました。車の中のあたたかいことあたたかいこと…。 調査場所に着いたのは6:30。まだ日も昇っていません。更に道端には少々の残雪。うへぇ。
そして、7:00から調査開始。ですが、自分の担当方向は車がほとんど来ず、大きく動こうにも動けない状態。当然体も暖まりません。
8:00過ぎには日が昇りましたがあいにくのくもり。日の光は浴びれず。更に、だんだんと足元や手元からの冷えが全身に回ってきました。そしてなぜか完璧に防護されているはずの腰も冷えてくる…。相変わらず車はこないし…。
9:00からは陽が差してきたものの、もはや体全体が冷えてどうにもならず、震え出してきました。もうちょっと暖かい格好をしてくるべきだった…。
10:00になり、調査の半分は終了。近くのショッピングモールで休憩することになりました。昼食を食べて、午後の調査に備えて貼るカイロを購入し、冷えが気になった腰に貼って寒さ対策しておきます。これで、体温は完璧に戻りました。
そして16:00から午後の調査開始。
が、調査開始前に、後半は信号の点灯時間を計ってくれと伝えられました。これは…動けない…。 更に、正確な時間が欲しいということで電波時計を受け取りましたが、そこには今の気温の表示。現実を見せ付けられます。
17:00を過ぎてくるとだんだんと日が沈み始めました。それにつれて気温も下がってきます。腰の冷えはないですが、やはり足元と手元が冷えてきました。早めに寒さ対策をしようとここでサンダーパスパンツを履きました。これでだいぶましに。
18:00過ぎからは完全に日も落ちて、気温もぐんぐんさがってきます。カイロがあってもやはり足元と手元からの冷えの進行はおさえられません。体はガクガク震え出し、気温も最終的には0℃台に。最後30分間は絶えず手と足を動かしていないと暖かさが保てない状態に。現場監督の方と「こんな日にするもんじゃないよね。」と話しながらなんとか終えました。
まとめ
- 最低気温が0℃近くなるような日の調査は避けたほうがいい。
- する場合には、過剰なくらいの全身防寒装備で。1箇所でも冷えるところがあれば、全身冷える。
- カイロは必須。
真冬の調査はできるかぎり避けましょう!耐えられる寒さじゃないです!!
コメント