寒い冬のお風呂って良いですよね!
冷えた体をしっかり温めてくれて、とても気持ち良くポカポカした状態になります。
ただ、その風呂に入るまでには寒い洗面所(脱衣所)で服を脱ぎ着しないといけません。
「寒っ!!!」と思いつつ洗面所で服を脱いだり着たりしている人が多いんではないでしょうか?
この寒さ対策に暖房を導入するとしたら『セラミックファンヒーター(以下セラミックヒーター)』と『オイルヒーター』どちらがいいのか?
実際に使ってみて気温や体感温度を調べました!
今回使用した暖房機器と、洗面所の構造や気温
使用した暖房機器
今回使用した『セラミックヒーター』はこちら
『オイルヒーター』はこちら
それぞれの特徴を簡単に説明すると、セラミックヒーターは
- すぐに温風がでる
- 温風による局所的な温まり方(特に足元)
オイルヒーターは
- すぐには温まりにくい
- 温風ではなくポカポカと部屋全体を温める
という感じです。
これらを消費電力は500Wに設定し、日常的な行動(風呂に入る際のドアの開け閉めや浴室の出入り)をした状態でどれだけ気温が変動するかを調べます。
※使用した温湿度計はこちら。
洗面所の構造や気温
木造で、洗面所は北向きの約2畳、1.3×0.7(m)の窓がついています。
外気温はセラミックヒーターが『8.2~4.2℃』、オイルヒーターが『8.9~6.9℃』の中で測定しました。
実際の気温変化はどうなった?
では、早速計測結果のグラフを見てみます。
縦軸は洗面所の気温、横軸は暖房をつけてからの時間(分)を表しています。
青線がセラミックヒーター、赤線がオイルヒーターです。
どちらも気温は上がるものの、オイルヒーターは2時間で頭打ち
どちらも脱衣所の最低気温は13.5℃を示しています(この時の外気温が約8℃)。
ここから徐々に気温が上昇し、1時間弱でセラミックヒーターが15.4℃。オイルヒーターが14.7℃。
2時間後どちらも約16℃まで上昇し、オイルヒーターは16℃で頭打ち、セラミックヒーターはさらに気温が上昇していきました。
体感温度はどうなった?
どちらも十数分で効果を感じるが・・・
セラミックヒーターは十数分でもだいぶ効果あり。
直接温風がでているので、脱衣所に入ったとき「あ、廊下より温かい」と感じますし服を脱いだ時の「寒っ!」という感覚もマシになります。
オイルヒーターはというと、若干効果はあるものの十数分では正直寒い。
じわじわとした温かさは感じますが、セラミックヒーターのように温風が直接当たらないために寒いという感覚のほうが強いです。
「寒くない」と感じるのは何℃から?
服を脱いだときに寒くないと感じたのは16℃以上の時でした。
風呂から上がる際にも、ヒヤッとした感覚はありますが16℃以上なら寒さは感じませんでした。
オイルヒーターとセラミックヒーターどちらを使うべきか?
「どちらを使う?」といわれたら『セラミックヒーター』のほうがオススメ
どちらかといえば、『セラミックヒーター』の方をオススメします。
理由は主に2つ。
まず1つは、『同じ消費電力ならセラミックヒーターの方がより温まる』ということ。
気温の上昇速度はほぼ同じですが、セラミックヒーターはオイルヒーターに比べより高い気温まで温めることができます。
2つ目は、『セラミックヒーターのほうが「温かい」と感じやすい』こと。
セラミックヒーターは直で温風が来るのに対し、オイルヒーターはじわじわ温められる感覚なので温かいと感じやすいのはセラミックヒーターでした。
洗面所・脱衣所におすすめのセラミックヒーターについてはこちらにまとめました!
結論
- どちらも確実に洗面所を温めることはできる
- 十数分でも効果を感じやすいのはセラミックヒーター
- 「寒くない」ようにするなら2時間ほどつけておく必要がある(500Wの場合)
- セラミックヒーターの方がオススメ
個人的にはオイルヒーターの温まり方が好きなんですが、脱衣所に関して言えばセラミックヒーターが適していると思います。
また、今回は実験の都合上500Wで比較しましたが、実際使うときには1000Wなどで動作させればもっと早く温められますし、気温も20℃以上まで上昇します。
ですので、普段は『風呂のお湯を貯め始めると同時に脱衣所のヒーターのスイッチをつける』くらいで「脱衣所寒っ!」にはならずに済んでます。
その日の気温やお住まいの地域・脱衣所の構造にもよりますが、脱衣所の暖房はヒートショック対策にもなりますので、是非導入することをオススメします!
洗面所・脱衣所におすすめのセラミックヒーターについてはこちらにまとめました!
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