準備したものや受験理由、実際の試験を受けての感想、結果について書いていきます。
準備した教材や道具など
受験にあたって以下の参考書や教材、道具を準備しました。
公式テキストでおおまかな文字起こしの知識や試験の傾向を知って、用語の一つ一つや細かい仕様を記者ハンドブックで確認していました。問題集は模擬試験がありがたいですね(自分はしませんでしたが)。
即戦力ドリルは文字起こしの参考にはなりましたが、試験対策にはあまり必要ないと思います。
フットスイッチは効率良く入力しようとすると必須ですね。
受けた理由と勉強量
文字起こしをしっかりやってみようと思い、周りに証明できるものを得るために受験を決めました。
各教材一通り学習しましたが途中でやる気がなくなり(理由はおまけで)、模擬試験は行わず試験前2週間ほど学習をしない状態で受けました。
受験をして分かったこと、思ったこと
試験全体について
- 問題のダウンロードや試験の開始終了の時間管理、解答のネット提出など通常の試験と比べて自分で行わないといけないことが多い
- 準備ができたら解答をはじめてよい。なので、解答時間は実質30数分になる
- 最初に受験番号や住所を入力する必要があるので、入力が遅い人はあらかじめワードなどに打ち込んでコピペしても良いかも
- 公式テキストや記者ハンドブックの頻繁に参照する項目に付箋を貼っておくと便利
- メールよりも公式サイトのパスワード開示の方が2,3分早い
知識編について
- ワード等に解答した後に解答用紙にコピペする場合、コピペに要する時間に注意。数分かかるので余裕を持ってやると良い
その他
- 実技試験中にトラブルが発生。『ワードの文章の下部に点線が入り、コピペができなくなる』というもの。すぐには解決できなかったので、とりあえず記入時点までの文章を解答ページに打ち直し、その後はメモ帳に打った
- 模擬試験を何度かやっておけば、予想外のトラブルが起きる可能性は少なくなるはず
試験結果
試験約1か月後に、
- 試験結果証明書
- 採点結果
- 文字起こし技能テスト結果
- 知識編の解答と解説
- 実技編の解答と解説
- 起こし例
が同封されて届きました。
結果は知識点が430点、実技点340点で770点(1,000点中)でした。平均点が670点でしたので一応平均点よりは上ですが、点数分布でいえば一番多い分布帯でした(701点~800点)。
公式サイトいわく、600点~800点は「自分の仕事や生活に近い話題をある程度文字化できる」とのことです。はい。
まとめ
もし、自分が再度試験を受けるとしたら以下の事に気を付けます。
- 模擬試験を実際の試験と同じスケジュールと方法で行う(解答のコピペにかかる時間の把握や問題点の洗い出し)
- 住所や受験番号など記入事項をパソコンに文章化して事前に用意
- 問題ファイルの解凍パスワードは公式ページで確認
知識編については時間に余裕があり不安な点を都度調べることもできました。
しかし、実技編についてはトラブルもあり、全て起こしはしましたが音声を聞きながら文章全体を一度見直す程度の時間しか残りませんでした。
今回は試験を受ける前にやる気を失ってしまったので仕方ないですが、やはり模擬試験は大事ですね。本番と同じようにすることで分かることも多いので。
ネットで完結し、試験時間の管理も自分でするような試験は初めて受けたので、こういった試験を受けたことがない方は送られてくる試験案内等をよく読んでイメトレしておくと良いかと思います。
おまけ:やる気がなくなった理由
文字起こしは想像以上に制約があり自分にとってつらい作業が多く、このまま続けても文字起こしを習熟できないと思ったからです。
文字起こしは基本的に記者ハンドブックに準拠するんですが、言葉の表記や使い方の規則が本当に細かいです。
多数の人が記事を書く以上、1つの規則にまとめた方が読者が読みやすいのは理解できます。
ただ、自分はその規則をいちいち確認するのが非常に面倒に感じましたし、「え?なんで?」と納得できないものもありました。
音声を聞いてタイプして、規則に合っているかどうかを確認して……、『タイプする時間>規則確認の時間』となってストレスがマッハでした。
規則を体に染み込ませてしまえばストレスはないのでしょうが、その規則を覚えるのに楽しさを感じられなかったので、「これは文字起こしに習熟するのは無理だな」と判断してやる気もなくなりました。
そうなると試験に向けて頑張ろうとするわけもなく、最終的にぶっつけ本番みたいになったわけです。
自分の意志で受けると決めた試験をここまで準備せずに受けたのは初めてです。金ドブかもしれないけど、自分が楽しめなかったのでしょうがないですね。
いきなり試験勉強みたいに詰め込もうとしたのも悪かったかもしれないですね。
「こういう場合はこう書くのか!いやー知らんかった。」みたいなゆるい姿勢でいけば楽しめる……はずです。
記者ハンドブックも参考になるのは確かなので、ぼちぼち取り入れて自分なりの基準を作れれば良いなと思います。
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