ニートが『乙種第4類危険物取扱者(以下、乙4)』を独学で勉強して、合格するまでをまとめました。
具体的に勉強時間や勉強方法(教材)、個人的に感じた難易度について説明していきますよ。
※取得した資格の活かし方や試験の申請の方法は↓の記事へ
乙4資格が活かせる!『深夜のガソリンスタンド監視業務』を知ろう![実体験]
『危険物取扱者(乙種第4類)』、通称乙4の電子申請をやってみた
まず、ニートが『乙4』独学取得は可能か?不可能か??
『充分可能』です!間違いない!!
「今まで全然勉強したことない・・・」って人も地道にやっていけば大丈夫!
身近な所ではガソリンスタンドの深夜バイト。大型免許を組み合わせてのタンクローリーもあり
乙4はどのような資格かざっっっくり言うと、『主にガソリンや軽油、灯油の扱いをしっかりできる人ですよ』って感じ。
一番身近な資格の活用法と言えば、『ガソリンスタンドの深夜バイト』ですね。これがないと給油許可が出せないのでw
僕も「どうしようもなく金がなくなったら深夜バイトするか・・・」って考えもあって取りました。
それと、車の大型免許と合わせるとこれらの危険物を運ぶ車両の運転なんかもできるようになりますね。
勉強日数(時間)は12日(19.8時間)。集中的にやれば3日でも充分可能?
まずは、実際の勉強日数と経過日数(最初に勉強を始めた時から経過した日数)、勉強内容、勉強時間(分)を見てみましょう。
実際に勉強したのが12日間なのに対して、経過した日数は29日間とかなりさぼっていることが分かりますw
そして総勉強時間は1189分≒19.8時間。1日平均1.65時間ですね。
その中で、「テキストの暗記&問題演習」に使ったのが最初の6日間(350分≒6時間)。
この6日間で、なんとか合格できるくらいの知識はついてました。
実際、7日目に模擬テストを解いたときにはギリギリですが合格ラインにのっていたので・・・。
ただし、あまりにもギリギリすぎたのでその後4日間を使って模擬テスト8回分を終わらせ、その後2日で今まで間違えた部分の総復習を行いました。
その結果、本試験では3科目で『13/15、10/10、10/10』という結果。
各科目で6割以上(9/15、6/10、6/10)が合格なので、少し勉強し過ぎた感はありますw
基本は暗記で難易度は低め。理系は文系よりちょっと有利だが、勉強は必須!
試験勉強を通して思ったのは、『基本的に暗記やな!』というもの。
勉強内容は3科目に分かれ、その内訳は
- 『危険物に関する法令(以下、法令)』
- 『基礎的な物理学及び基礎的な科学(以下、物理化学)』
- 『危険物の性質並びにその火災予防及び消化の方法(以下、危険物の性質)』
このうち最初の『法令』と最後の『危険物の性質』は丸暗記、『物理化学』は少々計算があるもののほぼ暗記って感じです。
なので、頑張って暗記したら合格できます。大丈夫。
そして、理系であれば『基礎的な物理学・化学』・『危険物の性質・消化方法』に多少の知識があると思うので、文系よりもとっつきやすいと思いますが、せいぜいそのくらいのアドバンテージしかありません。
なので、理系だからといって勉強をせずに受けるのは・・・やめようね!
実際に使用した教材(テキストや問題集)の紹介
では、実際に使用した教材について簡単に紹介しておきます。
使ったものは『合格テキスト&問題集』、『頻出200問』、『本試験そっくり!問題集』です(全部友人からもらった)。
坂井美穂 高橋書店 2008-05-01
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『合格テキスト&問題集』はテキスト成分が主。
問題は各単元に1つと巻末に模擬問題が数十問あるだけなので、問題集としては期待しないようにしましょう。
最初に基本を覚えたり、問題を解いて解説を見ても理解できない所をこの本で確認するといった使い方をしてました。
坂井 美穂 高橋書店 2013-05-29
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『頻出200問』は、問題が主ですが、簡潔なテキストものっている問題集。
更に、簡潔なテキストと言ってもおさえておくべき点はきちんとおさえてあるので、これをメインにして学習してました。
丸島浩史 ナツメ社 2014-01-20
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『本試験そっくり!問題集』はその名の通り、本試験そっくりな模擬試験が8回分ついてます。
本番同様に解いてみるという経験と、『頻出200問』で対応できない問題をカバーする目的で利用しました。
合格するだけなら『頻出200問』と『本試験そっくり!問題集』だけで大丈夫
教材については『頻出200問』と『本試験そっくり!問題集』だけで大丈夫!
というのも、『頻出200問』の内容が「簡潔なテキスト→問題演習」というものなので、「試験に受かるだけならこれで充分ではないか?」と感じたからです。
ただし、これだけだと試験の出題内容によっては合格点に届かない場合もあるので、そういった出題へのカバーとして『本試験そっくり!問題集』をしっかり解いておけばまず合格は間違いないと思います。
※「自分は基礎知識から理解して暗記しないとダメだ!」って人は『合格テキスト&問題集』のようなテキストを利用してもよいですが、テキストは合格するだけの目的なら明らかに情報量が多すぎるので、どちらにせよテキストをメインにするのはあまりオススメしません。
乙4の取得までにかかるお金は総額約1万円!
簡単に乙4取得までにかかる費用をまとめました。
試験前
- 試験手数料:3,400円
- テキスト料金:0円~3,000円
試験時
- 試験場所までの交通費:約1,000円
合格後
- 免状交付申請の手数料:3,192円
テキスト代や交通費など、人によって変化する費用もありますが総額で約1万円前後と見積もっておけば良いと思います。
まとめ
- 乙4取得は独学で充分可能。理系の内容も多いが、そこまで有利になることもなく勉強は必須
- 3日(10時間)あれば、合格ラインにのることは可能
- 20時間あれば、余裕をもって合格できると思う(参考までに、自分は12日間(約20時間)で余裕をもって合格できた)
- 単純に合格を目指すなら、『テキストと問題集が一緒になったもの』+『本番形式の問題集』で充分
- 最終的に、免状の交付までにかかるお金は1万円前後を見ておけばOK
学習内容はそこまで多くなく、独学も充分可能。
そして、ガソリンスタンドでのバイトなどの収入・仕事内容にも直結して、なにより国家資格!
ってことで、最初に受ける資格試験としては色々な面でちょうど良いと思います。
乙4を受験しようと思っている方は良かったら参考にしてください!
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