[独学]ニートでもできる!『日商簿記2級(3級)』合格への道[勉強内容と時間/難易度/級の違い/個人事業への効果/教材/費用]

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ニートが『日商簿記2級』を独学で勉強して、合格するまでをまとめました。

具体的に勉強内容や時間、難易度、級の違い、個人事業への効果、教材、費用などについて説明していきます。

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『お金やモノの流れを決められた方法で表せるようにする』のが簿記

『手袋を100円で購入した』

文章だと上のようになりますが、簿記では下のように表します。

『消耗品 100 現金 100』

このように、お金やモノの流れ=取引を独特の表記で表すのが簿記です。

何を消耗品とするのか、なぜ消耗品が左で現金が右なのか、たとえば手袋を100円で売ったらどういう表記になるのか・・・。

そういったことをコツコツと覚えていきます。

「なぜいちいち面倒な表記に直すの?文字でええやん?」と思う方もいると思います。

それは、たとえば自分のメモ書き程度なら『手袋100円』だけでも「そういや手袋を100円で買ったな」とわかります。

ですが、他人が『手袋100円』のメモを見たとき、「手袋を100円で買ったの?売ったの?何のメモ?」と、意図がしっかり伝わらないこともありますよね。

それを防ぐために、表記を統一して誰が見ても「手袋を100円で買ったんだな」と分かるようにしている・・・と勝手に思ってます。

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難易度は並以上で独学し辛い部分も。3級と2級の違いは算数と数学の違いに似ている

簿記の勉強では、上でも言ったように簿記独特の表記を学んでいきます。

ですので、その表記の考え方から学んでいくのですがこれが非常にとっつき辛い。

例えるなら、初めて算数を学ぶ人の「なんで『1+1=2』なの?」みたいな疑問がたくさん出てきます。

そんな考え方を理解した上で問題に答えていかないといけません。

そのため、疑問を自分で上手く解消できない場合、独学では辛い部分もあります。

更に、3級→2級になると更に難易度がアップします。

例えるなら算数→数学になるような感じです。

「3級の内容、もちろん分かってるよね?」ということを前提に、話がややこしくなり勉強量も体感3倍くらいになります。

2級独学時は「どういうこと!?!?ああああぁああぁあ!!!」と発狂しながら考える事も結構ありました。辛かった・・・。

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簿記3級の勉強時間は43時間。2級は142時間の計185時間

自分の学習記録によると、3級の内容は24日(37日中)で43時間。

2級の内容は80日(119日中)で142時間。

3級、2級合わせて104日(156日中)で185時間勉強していました。

乙4FPと比べて長くなっており、今のところ資格試験では最長の勉強時間です。

資格が必要なら一気に2級を。個人事業で必要なら3級すら要らないかも?

簿記は合格までに結構時間を食うので自分の目的を考えて勉強しましょう。

例えば、就職対策が目的で2級を取るって方なら、集中して勉強して取ることをオススメします。

勉強範囲が広く覚えることも多いので、それぞれの知識を忘れない内に復習していくことが大事です。

実際、僕はトータルで5ヶ月かかってるので勉強した内容が抜けることも多々ありました。

※ちなみに、2級を取得するなら3級の内容はできて当たり前なので、3級を受ける必要はありません。

次に、実務で使うために簿記知識を得るのが目的の方。

僕の場合はこっちの目的で、『このサイトの売上を税務署に報告するため』に簿記を学び始めました。

ですが、2級取得後に考えた結果『3級で充分。場合によっては3級すら必要ない』という結論に至りました。

というのも、税務署に報告するまでに行う簿記の作業は『仕訳~貸借対照表&損益計算書の作成』までだいたい6工程あります。

ですが、実務で知識が必要なのは最初の1工程、『仕訳』の部分くらいで、残りの5工程はソフトが勝手にやってくれます。

さらに、その『仕訳』に必要な知識も業種によって様々。

僕の場合は試験向けのテキストの知識をそこまで必要とせず、むしろ他の書籍やネット上で学ぶことが多かったので「3級すら必要なかったかも」という結論になりました。

ですが、3級まで取っておけば基本的な簿記全体の流れが分かるので、ソフトでエラーが出たときに対応しやすいことも確かです。

取得も2級ほどは難しくなく、資格という形としても残るので3級までは取得してもいいかもしれませんね。

テキスト+問題集だけでは少し不安。過去問が加われば充分!

僕が使用したのは滝澤ななみさんの『みんなが欲しかった!シリーズ』のテキスト&問題集です。

3級はこちらの商業簿記のテキスト&問題集

2級はこちらの商業簿記、工業簿記それぞれのテキスト&問題集です。

個人的に、3級ならこの『テキスト+問題集』だけで充分に合格可能だと思います。

2級の場合はこれだけだと不安です。

というのも、試験本番で今まで見たことのない問題に遭遇してしまって「あ、これはまずいかも」と不合格を覚悟したからですw

この2級のテキスト・問題集はよくも悪くも効率的に合格できるような構成になっていて、『ありとあらゆるどんな問題がきても対応できるような基礎的な考え方』が完璧に身につくわけではありません

テキストを読んで問題を解いていく内に、基礎的な考え方はなんとなく分かってきますが確信できるまでは至らなかったですからね。

一応、合格ラインが『70/100』のところ『82/100』だったので2級も合格可能ですが、一発合格を目指すなら不安が残ります。

そのため、2級勉強時には過去問集で過去問の対策、テキスト・WEB上の講座などでの知識の補完をオススメします。

もろもろ込みで簿記3級は約8,000円。2級は約1.7万円

実際に支払った各級のテキスト・問題集の費用、試験料などは以下の通り

簿記3級

  • テキスト・問題集:2,052円
  • 試験料:3,312円

簿記2級

  • テキスト・問題集(3級+商業+工業):2,052+2,808+2,592=7,452円
  • 試験料:5,142円
  • 証書交付料(郵便料金):300円

簿記3級が計5,364円、簿記2級が計12,894円。

文房具や勉強場所の費用、試験時の交通費を考えても簿記3級が約8000円、2級が約1.7万円ってところです。

※手元にまともな電卓がなければ、電卓代がプラスされます。簿記を勉強するならまともな電卓買いましょう。

まとめ

  • 『お金やモノの流れを決められた方法で表せるようにする』のが簿記の勉強内容
  • 難易度は並以上。独学し辛い部分はある
  • 3級と2級の違いは算数と数学の違い。体感で、2級は3級の3倍勉強した
  • 資格勉強の前に「自分は何を求めているのか?」をはっきりするべき
  • 2級においては『テキスト+問題集』だけでなく他の教材も利用するのが安心
  • もろもろ込みで3級は約8,000円。2級は約1.7万円かかる

取得して分かりましたが、思いっきり実務寄りな資格です。

教養的には「あー取引を貸方と借方に勘定項目ごとに振り分けて、最終的に損益計算書(P/L)や貸借対照表(B/S)が出てくるやつね」くらいでいいんじゃないかと思います。

実務的にも業種で必要になる知識にバラツキが多く、僕みたいにほぼ要らなかったなんて人間も・・・。

ということで、二度目になりますが『自分の目的をしっかり確認して勉強するべき資格』です。本当に。

まあ、勉強している内にさらっと仕訳できるようになるとだんだん楽しくなってくるので、勉強する人はその域まで頑張ってください!応援してます!!

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