色々と商品レビューをしてきましたが、ついに海外の通販会社から商品レビューのお声がかかりました。
その会社の名は『GEARBEST』。正直、存在自体全く知りませんでしたが、調べてみるとまともな会社のようで一安心です。
ということで、今回はその『GEARBEST』さんから提供していただいた、『Elephone ELE Explorer 4K Ultra HD WiFi Action Camera』についてレビュー・インプレしていきます。
『GEARBEST』とは?
まずは、軽く『GEARBEST』という会社について触れておきます。
スマートフォンやアクションカメラを代表とした様々な商品を安価に販売している会社です。商品の種類を特化させたAmazonみたいなもんだと捉えてもらえばよいと思います。
例えば、スマートフォン『Xiomi MI5 32GB』だと、日本のAmazonでは34,980円であるのに対して・・・
GearBestでは27321円と7000円弱安くなっています。
なお、今回紹介するアクションカメラも米アマゾンでは約8500円のところ、GEARBESTでは約6000円ということでかなりお安くなってました。
公式サイトは英語ということでとっつきにくいですが、サイトの使い方を詳細に説明しているサイトは調べてみるといくらでもあるので、購入の際に困ることはないと思います。
ちなみに、公式サイトはコチラ。
購入方法は『gearbest 買い方』なんかで検索するとわんさかでてきます。
商品概要、寸法
ということで、今回提供していただいたのは、『Elephone ELE Explorer 4K Ultra HD WiFi Action Camera』。
Elephone ELE Explorer 4K Ultra HD WiFi Action Camera
特徴としては
- 最高4K/15fps(3840 x 2160)対応。主流の1080p/60fps(1920 x 1080)にももちろん対応
- スローモーション(720p/120fps)も撮れる
- Wifi使用による遠隔操作可
- 背面に2inchディスプレイ
- 様々なアタッチメント同梱
価格は、GEARBESTで\6024(2016/12/10現在)。
寸法は縦×横×奥行で41×59×24(mm)。カメラ突起部は高さ約6mmの直径20mmです。
内容物紹介
内容物は、カメラ本体にバッテリー、防水ケース、両面テープに基本的なアタッチメントなど撮影に必要最低限なものはもちろん入っています。
更に!それに加えて、ネイキッドフレームにクリップ型アタッチメント、自転車やバイクのバーにつけるアタッチメント、汎用性の高いリストバンドや結束バンド、落下防止ワイヤーなど・・・
ほとんどの撮影環境に対応できるような付属品が同封されていました。これは嬉しい!
ただ、ネイキッドフレームに関しては寸法ミスなのか、実際カメラをいれてみると微妙におさまりの悪い状態に。
手作業で少し削れば大丈夫なので、まあそこまで問題ではないです。
また、I60のアタッチメントとも互換性がありました。GoProのものとも互換性がありそうですね。
使ってみて
充電・microSD・データについて
カメラにバッテリーを入れた状態でPCとUSB接続することで、充電できます。
このとき、モードが3つほど表示(『データ移行』『パソコンカメラ』『充電モード』)されますが、どの状態でも充電はされます。もちろん充電モードが一番早く充電されると思いますがw
また、以前購入したバッテリー充電器でも充電できました。
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充電時間はだいたい2時間くらい。
microSDについては、仕様によると64GB/Class10以上であれば良いようです。
以前購入したアクションカメラI60でも使用しているmicroSDでしっかり動作しました。
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microSD内のフォルダについては独自に作成されるようなので、使用前にアクションカメラ自身でのmicroSDのフォーマットは必須のようです。
手持ちのmicroSDを流用する場合には元のデータのバックアップをとっておきましょう。
操作方法・動画撮影時について
操作方法
本体正面の『電源/Modeボタン』を長押しで起動/終了。起動/終了時には音と共にサーフィンしている謎の男の写真がでるので分かりやすいと思います。
その後、動画モードの画面から、『電源/Modeボタン』を押すごとに「静止画モード→スローモーションモード→写真・動画の確認モード→設定モード→動画モード→・・・」と切り替わっていきます。
それぞれのモードでの各ボタンの意味合いは、
- 『電源/Modeボタン』:戻る、モード/設定切替
- 本体上部の『OKボタン』:撮影開始/終了、決定
- 本体右側面の『↑、↓』ボタン:Wifi、選択
といった感じです。
少し独特ですが、適当に操作してると慣れてくるでしょう。
使い勝手・連続撮影時間・画質・音質について
防水ケース・ネイキッドフレーム装着時、共にきちんと操作できました。ボタンも押しやすかったです。
被写体が動かない物を多めにとった場合、連続撮影時間は約1時間49分、サイズは23.8GBでした。また、15分毎に動画が細切れになるようです。
画質・音質を確認するために、バイクと車で試しに撮影してみました。
バイクは昼間、車は夕方・日没後30分で撮影しています。画質設定:1080p/60fps、ホワイトバランス:自動、露光:0です。
個人的には、画質は充分なレベルだと思います。直射日光や暗闇でもそこそこ映してくれているので。
バイクはヘルメットの顎部分、車はダッシュボード直置きでしたが、これらのバイクや車での撮影目的では、音に関してはあまり期待できません。
バイクでは風切り音のようなものが酷く、車も振動音がひどいです。車のほうは振動音もう少し抑えられそうですが・・・。まあこれらの音に関しては仕方ない。
通常のアクションカメラとしての使い方でしたら、音質は悪くないと思います。
各種設定・モードなどについて
タイムラプス・画像回転・ループ録画
日本語表示にした場合、設定の『縮〇収録』がタイムラプスのようです。撮影間隔を0.5sから1,2,5,10,30,60sまで選べます。
画像回転機能は、その名の通り画像が上下逆さまになる機能です。カメラを逆さにして撮るときに便利・・・?
ループ録画機能は設定した時間ごとに録画を切ってくれる機能(2,3,5分)。撮影したその現場で「ここの映像は必要ないな。」ってときに削除してmicroSDの容量を節約するのに便利です。
車載機能
車載機能は、例えばカーアクセサリーからUSBケーブルなどをつないで充電状態になっている場合、エンジンON(カメラへの充電開始)に連動して勝手に起動、録画するようです。ただし、エンジンOFF(カメラへの充電終了)時には録画終了したり、電源を切ってはくれません。
合わせてループ録画(2分)もしている様子。これに加えてmicroSDの容量が一杯になった時に自動的に古い動画を削除する機能がついているかは分かりません。
ついでに色々試していると、USB等で充電している状態なら、カメラ内部にバッテリーを入れていなくても作動することが判明しました。
ただし、動画についてはきちんとボタンを押して撮影終了しないといけないようです。バッテリーが入っていない状態で、「充電終了→カメラの電源落ちる」だと、動画ファイルが壊れて再生できませんでした。
セルフタイマー・バーストなど
カメラ機能にはセルフタイマー(タイミング)、一定間隔で自動的に写真を撮ってくれる機能(自動撮影)、バースト機能(移動追跡)がついてました。
( )内のものは日本語時の設定画面の名前です。バースト機能が『移動追跡』ってなんやねん・・・。
露出・ホワイトバランス
露出(暴露)設定と、ホワイトバランス設定は動画・静止画に共通するようです。
露出(暴露)設定には0~3の4段階がありました。静止画で設定を「ホワイトバランス:蛍光」で、露出を「0」と「3」にして撮影した画像がこちら。
そこまで違いは分かりませんが、確かに露出「3」の方が「0」に比べて少し明るくなっています。
ホワイトバランスについては『自動』,『蛍光』,『晴れ』,『曇り』,『白熱ランプ』の設定が用意されています。
『自動』以外の設定を、「露出:0」の状態で撮影してみました。それぞれの状況による色の違いを緩和しようとするような色味になっています。詳しくは画像をどうぞ。
まとめ
- 『GEARBEST』はスマホなどを安く販売しているAmazonみたいな会社
- 4K/15fps,1080p/60fps対応。720p/120fpsのスローモーションも可
- Wifiによる遠隔操作可、背面に2inchディスプレイ
- 寸法はGoProや他中華アクションカメラとほぼ変わらず。アタッチメントも豊富で共用可(I60のやつ)
- 充電はバッテリーをカメラに入れた状態で行う。別売りの他社充電器は使用可
- microSDは64GB/Class10以上。使用前にはカメラでフォーマットを
- 操作は少し独特だが、慣れると問題ない。撮影自体は簡単
- 連続撮影時間は約1時間50分。サイズは約24GB(1080p/60fps)
- 個人的には、画質は充分。音質はバイク等の撮影には風切り音などが大きく向かない
- 露出・ホワイトバランスは動画・静止画共通。特にホワイトバランスは大きな違いがでる
価格が約6000円のアクションカメラにしては上出来だと思います。画質・モード・設定に関して全て通常以上の性能をもっていますし。
アタッチメントも豊富なので、これ1台で様々な撮影方法が楽しめるのも素晴らしいです。
「ちょっと試しに・・・」、「遊びで使ってみたい」という初めての方におすすめできるアクションカメラでした。
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