先日、調査員と名乗る方が来てこのような封筒を渡されました。
何かと思って見てみると、国勢調査のインターネット回答の利用案内でした。この国勢調査は5年に1度行われているらしく今回で20回目のようです。つまり、今まで生きてきた中で何度か調査が行われているのですが、正直、「国勢調査」という名称くらいしか覚えておらず、何故調査をするのか良く分かっていません。
ということで、国勢調査の概要と今回の国勢調査について簡単にまとめてみました。
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国勢調査とは?
国勢調査の概要
日本の人口や世帯の実態を明らかにするため、統計法に基づいて5年毎に実施される統計調査です。調査結果は法定人口や社会福祉、防災対策などの様々な行政資料として利用されるほか、企業や各種団体、大学や研究所などでも利用されます。
学生時代の公民や地理の授業でよく見かける「人口ピラミッド」や「産業別の就業者割合」なども国勢調査の情報を元に作られているようです。
調査対象者
日本に住んでいるすべての人・世帯を対象としています。
調査内容
主に世帯や世帯員に関する事項となります。
回答の義務
国勢調査には回答の義務があり、拒否・又は虚偽の報告をした者については50万円以下の罰金に処されます(統計法第61条)。
国勢調査のデータを元に様々なことが決定されますので、自分自身の今後の生活向上のためにも正確な回答をしましょう。
個人情報の保護
統計法により厳格な個人情報保護が定められており、国勢調査に従事する者(調査員等)にも守秘義務が課せられています。
インターネット回答においても、セキュリティには十分気を付けているようです。「調査員および役所の人に情報が見られるのが嫌!」という方は是非インターネット回答しましょう。
今回の国勢調査
今回は東日本大震災以後初の国勢調査ともなっているので、特に重要な調査となるのではないかと思います。
大規模調査か簡易調査か
国勢調査は西暦年の末尾が『0』の年は大規模調査。末尾が『5』の年は簡易調査が行われており、今回は簡易調査の年となっています。調査年により変動しますが、基本的には大規模調査は22項目、簡易調査は17項目となっているようです。ちなみに今回は14項目です。
インターネット回答
今回調査から、正確かつ効率的な統計の作成および記入負担の軽減・利便性の向上を目的としてインターネット回答が行われています。インターネット回答を行う事で、調査員や役所の人に自分の情報が見られることはないですし、記入や修正も楽で、調査員さんも回収にくる手間が省けます。
実際に回答してみて
インターネット回答してみましたが、20分程度で終わりました。単身の友達にも聞いてみましたが、10分もたたず終わったようです。回答方法についても、封筒に同封されている『操作ガイド』を見る事で簡単にできるようになっていました。
最初に国勢調査のサイトにアクセスする際には、アドレスのうち間違いなどに注意されてください。下記のように偽サイトも出回っています。
国勢調査、さっそく偽サイト 画像に「偽物だよ!」 注意喚起?謎の目的 総務省が削除要請 (withnews) – Yahoo!ニュース
また、回答中には絶対にブラウザの「戻る」ボタンを押さないようにされて下さい。入力内容がすべて消去され、また最初から入力し直しになります…。
まとめ
国勢調査は私達の将来を考える上で基となるデータを採取する非常に大切な調査であることが分かりました。データが不正確だとそのデータを基にした考えや計画も妥当性のないものになってしまいますので、私達の将来のためにも「正確なデータ」を「きちんと回答する」ことが大事ですね。
願わくば、今回の調査データを基にニートに優しい日本を作って欲しいなあ…。
参考サイト等
国勢調査2015 キャンペーンサイト‐ 総務省統計局
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