以前からアレルギー性鼻炎(ハウスダスト)な自分です。
特に起床後の鼻づまりがひどいので、「布団に原因があるのかな?」という考えで敷布団のシーツやまくらのカバーを頻繁に洗ったり、敷布団をダニ対策用のものにしましたが大きな変化は無し。
「ということは、まだ布団にハウスダストがある?」と考え、布団クリーナーを買うことにしました。
使った結果はかなり衝撃的でした。ほんとに。
商品概要
アイリスオーヤマから販売されている布団クリーナー『IC-FAC2』です。
特徴としては、
・毎分5,800回の叩きでダニ・ちり等のハウスダストを浮かび上がらせて吸うことができる
・センサーでハウスダストがなくなったかどうかを確認できる
・排気の温風で布団を温められる
・紙パック不要
こんな感じです。
内容物・使い方共にシンプル
内容物は本体と取扱説明書のみ。シンプルです。
そして、電源コードをコンセントにつないでボタンを押せばすぐに使えます。これまたシンプル。
操作するのはボタン1つ(モード選択 切/入)のみ。
吸引力の強いターボモードにしたい時にはボタン長押し。他のモード(標準/弱)にする&電源を切るにはボタンを短く押していけばOKです。
今どのモードになっているかどうかはランプの点灯でわかります。
コンパクトで収納時は自立する
本体サイズはコンパクトで、ハンディクリーナーと同じようなサイズ感です。
安定して自立するので、収納用に別途何かを購入する必要はないですね。
細かいハウスダストが驚くほどとれる
さっそく自分の布団を一通り約30分かけて吸ってみました。自分の布団周りは↓みたいな感じ。
吸引力は確かなもので、タタキも合わさって細かいハウスダストが驚くほどとれます。
「こんなのがいっぱいついた布団で寝てたらそりゃアレルギー反応出るわ…」って納得できるほどですw
布団カバーはこまめに洗濯していたので、そんなにハウスダストはないだろうと思ってたんですけどね…。
ちなみに、30分かけても完全には取り切れませんでした(センサーがまだ反応していた)。
また、生地に絡まった髪の毛やおおきなホコリ等は取れにくいので別にコロコロなどで取る必要があります。
ダニ・ちりセンサーはかなり敏感。安心材料になる
センサー表示は『ホコリが無い状態が緑、少しでもあればオレンジ、さらに多くなれば赤』と変化します。
このセンサーはかなり敏感で、ダニ・ちりがごく少量でも反応します。
どのくらい敏感かというと、センサーが緑になるまで掃除した布団の上で寝転んだりした直後に掃除すると、また反応するくらい。
本当に少量のホコリに反応しているのが実感できて、センサーが緑になるまで吸えば一安心だということが良く分かります。
排気はキレイ
ハウスダストが貯まった状態でも、排気の臭いはないですしそれでアレルギー症状が出ることもありません。
フィルターによって排気をしっかり綺麗にしているのだと思います。
この商品は排気の熱を布団の乾燥にも利用するので、そういった点でも安心です。
ダストカップのゴミの量が一目で分かる
ダストカップの部分(センサー表示の部分)が透明になっているので、ゴミがどのくらい入っているのか一目でわかります。
ぱっと見てダストカップのお手入れをするべきかどうか判断しやすいのは良いですね。
サイクロン式なので紙パックいらずのお手入れ
サイクロン式なので紙パックの交換はなく、ゴミを直接捨てることになります。
ゴミをそのままゴミ箱に捨てるとハウスダストが舞い上がる可能性があるため、公式では一度水の中にくぐらせてから捨てるやり方を推奨しています。
ダストカップなども汚れているので、ゴミを捨てると同時にカップ等も水洗いして乾燥させるのがおすすめです。
取れるゴミの量にもよりますが、最低2週に1回はこの作業をしているので少し面倒に感じることもあります。
面倒に感じる方には、手間を軽減させるための使い捨てフィルターが別途販売されており、25枚入りで約400円=1枚あたり16円。
1か月に3枚使うとして月あたり約48円。年間にして約576円くらいですね。
コンセント式が正解?
このクリーナー、コードレスではなくコンセント式なんですがこれは正解だと思います。
強い吸引力でそこそこ長い時間吸う必要があるので、おそらくコードレスだとバッテリー容量が全然足りなくなってしまうんでしょうね。
中にはコードレス掃除機のアタッチメントを変えて布団を吸えるようにする製品もありますが、徹底的に吸いたい方はコード式の布団クリーナーが良さそうです。
1.6kgは案外重い。が、操作に支障はない
最軽量の1.6kgとのことですが、片手で持ち上げて動かすのはちょっと辛いです。
「2リットルペットボトルの4分の3が残った状態」と言うと、決して軽いとは言えないのが分かりますかね?
ただし、布団にのせた状態で動かす際は特に問題ないのでおおむね操作に支障はありません。
薄手の布団が面倒くさい
厚手の布団(敷布団)の場合はクリーナーを置いてそのまま動かすだけなのでとても楽なんですが、薄手の布団(掛け布団)は面倒です。
というのも、吸引力が強いので薄手の布団の端をクリーナーが吸い、そのまま布団がクリーナーについてきちゃうんです。
なので、布団の端をおさえたり、布団の端を吸わないように一方にだけ動かしたり…これらの作業がちょっと面倒くさいですね(どの布団クリーナーも同じだとは思いますが)。
音は掃除機並みにうるさい
音は掃除機並みにうるさいです。こればっかりはしょうがないですね。
温風はダニ退治用ではなく布団環境を快適にするため?
温風機能ですが、さすがにダニ退治を期待できるほどのものではありませんでした。
ダニの死滅には50℃以上の熱を2,30分、または60℃以上の熱を少しでも与える必要があるらしいんですが、拭きだされる温風がその温度に達しているようには思えません(手に触れても平気な温度)。
ですので、
・寝ている間に湿った布団を乾燥しやすくする
・寝る前に掃除がてら布団を軽く暖める
といったように、ダニを繁殖しにくくする・布団の環境を快適にするためのものと考えた方が良さそうです。
類似製品(IC-FAC3、IC-FAC4等)との違いは?
今回紹介した商品は『IC-FAC2』ですが、類似商品として『IC-FAC3』、『IC-FAC4』があります。
それぞれIC-FAC2との主な違いを挙げると、
IC-FAC3:+約1,000円。タタキ回数UP(+約500回/分)、使い捨てフィルター付属
IC-FAC4:+約4,000円弱。タタキ回数UP(+約8000回/分)、吸引力増加(約140%)、ヘッド幅増加(+5cm)、高速回転ブラシ搭載。使い捨てフィルター付属、0.6kg増加、各部数㎝増加し一回り大きく
という感じです。
IC-FAC3を選ぶ理由は特にないと思います。
1000円の差額でこの違いはちょっとコスパが悪い気がしますね。
IC-FAC4は大幅に性能がアップしています。
吸引力とヘッド幅が増加し回転ブラシも追加。これらから具体的に良くなる点としては、
・布団を往復する数が少なくなる(2.5往復→2往復に)
・より多くのハウスダストを早く吸える
・絡まった毛などもブラシで絡めとれる
といったところですかね。
悪くなる点としては、
・0.6kg増加で取り回しが悪くなる
・サイズが少し大きくなって収納場所に困る?
0.6kg増加は結構大きいですかね?1.6kg+0.6kg=2.2kgなので2Lペットボトルよりも重いということなので…。
収納場所については、数cmの違いなのでまずここが決め手になる人はいないと思いますが念のため。
これらを差額4000円弱でつけるかどうかですが…。
毎日多くの(家族分とか)布団を掃除して、絡まった毛も取りたいという方はこちら(FAC4)の方が良いかもしれません。
一人分だけならFAC2で十分だと思います。
まとめ
色々書きましたが、ハウスダスト対策の布団クリーナーとしてはこれ(IC-FAC2)で十分だと思っています。
吸引力は十分、入り込んだハウスダストも叩きで追い出してくれて温風で乾燥もしてくれる。
そして値段もお手頃。
布団クリーナーがどういったものなのかを体感するには良い製品だと思います。オススメです。
ただし、自分の布団周りのハウスダスト対策としてはこれだけだと効果があまりありませんでした。
最終的に鼻詰まりを改善させる効果をあげた諸々のハウスダスト対策については別記事でまとめています。(作成中)
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