よく、「会社やめたらバイクで日本一周でもするかぁ」なんて人いますよね。
が、いきなりバイクで数週間も旅にでるってかなりキツイです。色々と。
ですので、無理なく、最終的に数週間のツーリングができるようなステップアップ方法を、実体験を交えて紹介します。
上から下へと順番にこなしていけばOK!
まずは日帰りのツーリングから!バイクに慣れよう
ここでのポイントは2つ。
- 公道でのバイク操作に慣れる
- バイク特有の疲れに慣れる
どちらも事故に直結するので、段々と時間と距離を増やして慣れていくのが安心。
ツーリングに行く前に、『実践済み!絶対にバイクで走るのが快適で楽しくなるオススメのバイク装備・カスタマイズ![ツーリング]』で紹介したような装備はあったほうが絶対快適です!
※以下、だいたいの目安の時間・距離(片道の場合)書いてます。下道オンリーで考えてます。
慣れ親しんだ道を走る(片道30分未満、数km程度)
近所の知った道など、慣れた場所で公道でのバイクの操作に慣れるのが目的。
最初は交通量の少ない明るい時間帯(休日の午前とか)に走るとなおよし。
「ちょっとバイク動かしとくか~」と思って乗るとだいたいコレ
少し遠出するくらいのツーリングをする(片道1時間前後、30km未満)
慣れた道に加えて、慣れていない・走ったことの無い道を走ることになるので、緊張から疲れも出やすくなる。
が、この程度なら体力的にも余裕があるので、休憩は目的地での1回くらいでも大丈夫。
走るのが楽しい道も多少走れるので、ちょっと楽しい。
これくらいが体力的にも時間的にも余裕があって楽しい
例:[竜門ダム]ぶらぶらとダムを目指したツーリング[鞠智城]
1日いっぱい使うようなツーリングをする(片道2時間以上、50km以上)
朝~夕(夜)まで走るようなツーリング。
基本知らない道を走るので疲れやすく、特に後半の方は休憩が必須になってくる。
このくらい走ると、「あ、バイクって車に比べてすっごい疲れやすいんだな」とバイク特有の疲れを実感させられる。
その分、ほぼ見たことのない景色、知らない道を走ることになるので楽しい。
ちなみに、長期ツーリングはこのツーリングを何日もする事になるので、長期ツーリング前の必修科目でもある。
帰りつく頃には疲れで死にそうになるぞ!
例:[暑すぎ]北九州下道ツーリング(門司、北九州空港、平尾台)
日帰りに慣れたら、泊りがけのツーリングをしよう!
1日走るツーリングに慣れたら、次は泊りがけのツーリング。
ここでのポイントは3つ。
- 自宅外での宿泊(ホテル等)に慣れる
- テントでの宿泊に慣れる
- 荷物を大量に積載したバイクに慣れる
特に、自宅外・テントでの宿泊には慣れないと、複数泊するときに辛いぞ!
ホテルなど宿泊施設を使うツーリング(1泊、片道4時間以上、100km以上)
自宅外での宿泊は「自宅のようにゆっくり休めず疲れがあまりとれない。」という人が多い。
なので、自宅外の宿泊に慣れたり、「こういう疲れがある状態で2日目以降は行動するのか・・・」と実感するのが目的。
日帰りよりも遠くにいけて体力的にも楽なので、より道や風景を楽しめるのは良い!
なお、服の替えが必要になるので、荷物の積載にも少し気を遣う。
キャンプ場などテント泊するツーリング(1泊、片道4時間以上、100km以上)
↑のテント泊版。
目的は3つ。
1つ目は、ホテル泊にくらべ荷物が格段に増えるので、積載方法を確認したり、バイクの挙動・車幅感覚の違いに慣れること。
2つ目は、テント設営・撤収を経験して、時間がどれくらいかかるか、道具の不足はないかを確認すること。
3つ目は、テント泊自体に慣れること。
テント泊は室内と違い、自然の音(風、波音、木々のこすれ音)が大きかったり、何かの気配(動物とか)があったりで「色々気になって全然寝れない(実体験)」という状態になりがち。
慣れることで、そんな環境下でも寝れるようにしよう!
例:[虫がいっぱい]初!キャンプツーリング!![楽しいな(キレ気味)]
キャンプツーリングに関しては、『キャンプツーリングまとめ(作成中)』を見てもらうと手を出しやすいはず。
泊りがけに慣れたら、複数泊ロングツーリングに挑戦!
ここで重要なポイントは1つ。
- 余裕をもって無理をしない
出先での事故や病気は厄介すぎるので、それを防ぐためにもこのポイントを胸に刻んでおきましょう。
※複数泊のロングツーリングのポイントは『これで快適!長期間のロングツーリングで頭にいれておきたいこと[キャンプツーリング]』の記事に詳しくまとめてます。
「1日で帰れる」距離での複数泊ツーリング(3泊以上、1日4時間以上、150km以上)
問題が発生しても、「まっすぐ帰れば1日で帰れるから大丈夫!」と保険を残したツーリング。
服の洗濯が必要になり、自宅に全く帰らない日もできるので心体ともに多少ハードになる。
例:4泊5日868km!南九州ツーリング総まとめ。時間あたりの走行距離や1日あたりの平均使用額は?[余裕が大事]
「1日では帰れない」距離での複数泊ツーリング(3泊以上、1日4時間以上、150km以上)
「何か問題があっても1日で帰れるから大丈夫!」という保険をとっぱらったツーリング。
問題が発生しても出先での対処が必須で、もはや自宅に帰らない日が多くなり、お金はどんどん減っていく・・・と精神的にかなりハード。
なので、これまでのツーリングで自信と経験(とお金の減りへの耐性)を得て、初めて楽しめるようになる。
自宅にいない期間が1週間を越え始めたあたりの「もはやこのツーリングが日常なのでは?」という感覚を是非味わって欲しい。
ここまでくるとバイクでどこでも行けるようになるぞ!!
例1:5泊6日,1199km!四国キャンプツーリング総まとめ。各日の概要や走行距離、時間、見所などなど[2018]
例2:15泊17日,3710kmの旅。北海道ツーリング(作成中)
まとめ
色々書きましたが、数週間のキャンプツーリングができるようになるまでには
- 公道でのバイク操作に慣れる
- バイク特有の疲れに慣れる
- テント宿泊に慣れる
- 大量に荷物を積載したバイクに慣れる
のポイントを抑えていければOKです。
なので、「バイクには慣れてるよ~」とか、「ホテル泊?テント泊?余裕!」って方は段階すっとばしてどうぞ。
無理のないように、最終的には日本中どこへでもいけるレベルを目指しましょう!
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